【文スト】ジ殺愛好家の弟は。２【太宰治】

５３話【過去編】 ページ21

　
『井伏、立て』
　

「っ」
　

『悪いけどさくらは僕のだから』
　
　
でも・・・僕の道を塞ぐなら、潰さないといけない。
　
　
　
駆けだそうとする僕。
　
だけど井伏が僕の外套を引っ張って止めた
　


『何をする！！』

　
「煩い！！俺は彼奴の友達だ
　
太宰が彼奴とどんな関係なのかは知らねーけど
小野を殺すなら俺は太宰を殺す！！」
　
　

『はぁ？莫迦なの君
　
さくらを殺さなきゃこの場は解決しない。
だから僕は』
　

「何のために小野を殺すんだよ！」
　

『組織と、今後の未来の為。
さくらはもうこの世界には不要・・・「ﾊﾟﾝｯ」！』

　
　

「鱒二から…離れて。兄さん」
　
　

「は？にい・・・さ…？」

　

『悪いけど、僕の敵は君。君の敵も僕』

　

「！！」

　

　
パンパンッと銃を放って来るさくら。
　
僕はそれを軽々と避ける

　
　

　
攻撃反射の異能は厄介。
　
僕と井伏の異能も攻撃系で利用するとしても
井伏の異能は利用パターンが少ない。
　
　
　
　
「待て、太宰！！」
　
　
　
攻撃しようとしたら此奴が止めてくる…
　
　

　
　

さて、どのタイミングで殺ろうかな。

５４話【過去編】→←ーーーー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す