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第四十二章 ページ2

『皆、ちょっと来てもらえる?』

朝のミーティングをするために皆を呼ぶ。

皆は小走りにこっちに向かって来てくれる。


『えっと、今日から一緒に働いてもらう、いっく、じゃなかった松野 一松くんです!

作業とか分かんない所あったら教えてあげて!!』

一「……ど、ども。

よろしく、お願いします……。」


たどたどしく挨拶をするいっくん。

私は彼に一度微笑んでから、声を張る。


そーだ、一松くんの担当は…、あ、芝くんお願いできる?』

私はこげ茶色の髪をした、芝崎くん――通称芝くんに目線を移した。

芝「あー、いいっすよ。

それより店長……、その人彼氏ですか?」

『な…っ!』


顔を真っ赤にすると、女店員が「きゃーっ!」と奇声をあげる。

芝「だって、この前もお姫様抱っこしてもらってたじゃないですか〜。

いいなぁ、俺だって店長抱っこできますよ?」

鹿「その辺にしとけ、芝!」

芝くんを鹿立くんが制しようとしたが、芝くんは止める気などないみたいで。

芝「それでも、店長の彼氏じゃないんだったら、



俺が貰いますよ?」






一「…………いい加減にしろよ。」

低く、唸るよな声は場を一瞬で凍り付かせた。

芝くんの胸倉を秒速で掴み、芝くんを睨みつける。


『い、いっくん!』

一「彼氏ですけど何か?

ここではAがいるから手ぇ出さねぇけど。


……Aに指一本でも触れたらてめぇは殺す。」

芝「ほー、怖いねぇ。

彼氏さんといえど、先輩に喧嘩売るとめんどくさいよ〜?


……まぁ、これからよろしく。」

にこやかに笑う芝くんを、冷徹な瞳で睨んでから離す。

『そ、それじゃあミーティング終了!

皆後30分でオープンだから、持ち場に、っていっくん!?』

一「……ちょっとこっち来て。」


いっくんは怪訝な顔で、ぐいと私の腕を掴んでスタッフルームへと連行する。


その力は、強引で私に何も言わせなかった。

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全松girl(プロフ) - 黒兎さん» いえいえ^^これからも、頑張ってください! (2017年3月26日 18時) (レス) id: ee29ea7491 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 全松girlさん» 置いた後です!ありがとうございます〜 (2017年3月26日 14時) (レス) id: ae3fbfbaa1 (このIDを非表示/違反報告)
全松girl(プロフ) - 第七十二章の、「携帯を老いた」ではなく、「携帯を置いた」じゃないでしょうか?失礼でしたら、ごめんなさい。 (2017年3月26日 13時) (レス) id: ee29ea7491 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 夜久夜恵・聡恵…執事か兄貴…低浮上?ゴメンなさいさん» そうか……、糖度甘めにした覚えはないんだが…… (2017年2月27日 21時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
夜久夜恵・聡恵…執事か兄貴…低浮上?ゴメンなさい(プロフ) - 黒兎さん» …てか、番外編あんまぁい!!!!((鼻血 (2017年2月15日 15時) (レス) id: c3e219345d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年1月15日 18時

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