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禄色目 ページ8

「さーくんはなんでもできるね！」

アイツには才能がなかった。
傀儡はいつになっても動かせない。
けど、忍術に関しては里一と言っていいくらいだったな

「サソリ、忘れ物。」

俺が上忍になってもあいつはまだまだ中忍の成りたてだった。はやい、とか文句いってたっけか。

「……さー、くん。」

気づいてたら、手元からこぼれ落ちてた。
大丈夫だろうと思ってた。
だってあいつは強かったから
……いや、強がってたのに俺が気づいてなかった。
だからあいつは俺を恨んでるやつに騙されて、罠にハマって、死んだ

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作者名：黒薔薇姫 | 作成日時：2016年9月15日 19時

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