ホントノエストニセモノエム【黄瀬涼太】

女子の威力 ページ34

笠松 「黄瀬・・この状況をどうにかしろ。出来なければ即刻帰れ！」





笠松先輩・・現在激怒中。





待ち合わせの場所で皆と合流し・・





目的地である遊園地へと向かった。





そこまでは良かったんだけど・・





チケットを買っている時に・・





ﾓﾌﾞ女 「黄瀬君ですよね？あの・・サインを・・」





これをかわきりに・・





一気に女子に囲まれた黄瀬・・と私達。





ﾓﾌﾞ女 「えっ・・？黄瀬君の連れ？この子彼女かなぁ。すっごく可愛いねぇ」





まどかを見てコソコソと話す女子達。





そして・・それがばっちり聞こえた私達。





まどか 「いえいえ。私が黄瀬・・・・君の彼女だなんて。私の彼はこの人ですから！」





めっさ笑顔だけどね・・





怒りのオーラが半端ないわけです。





そのオーラを・・





私を始め先輩方はヒシヒシと感じていると思われます。





そしてその怒りが黄瀬へと向かったと・・





そういうわけです。





朝からあんな・・してきたのに・・





ケロッとしてて・・





女子に囲まれた黄瀬は・・





黄瀬 「あー・・ホント今日は勘弁して下さいっス。仲間と来てるから」





苦笑いを浮かべながら一生懸命女子達を帰そうとしている。





森山 「黄瀬なんかほっといてさ、行こうか？Aちゃん」





じっと黄瀬を見ていた私の肩をそっと抱き寄せた森山先輩。





早川 「あーっ！森山先輩〜○×△※！！！」





さわやかな笑顔を見せていた森山先輩に・・





笠松 「森山ぁー・・その手を離せ」





こういった関係性は変わって無いらしい・・(笑)





まどか 「黄瀬・・君、私達先に行くけど？」





君を付けるまでの間がさ・・





真っ黒オーラが詰まってる感じがするよ。





黄瀬 「あーっ！俺も行くっス！って事だから、ごめんなさいっス」





さすがにここまで黄瀬が拒否すると・・





これ以上声をかけてくる人達はいなくなったけど・・





中村 「・・ストーキングの被害届を出そうか？なぁ、尾澤」





一定の距離を保ってついてくる子たちもいた。





you 「そうですね・・そうした方が良いかと「ホントすんませんっス」」





私の後ろにピタッと立っている黄瀬は・・





威嚇するかのようにチラリとその子達を見た。





そうこうしていると・・





自分たちも楽しみたいと思いだしたのか・・





やっとついて来た女子達もいなくなった。

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