ホントノエストニセモノエム【黄瀬涼太】

思うがまま ページ33

皆との待ち合わせ場所へ向かう途中・・





黄瀬 「さっきの話しの続きっスけど・・露出が多いっスね」





チラリと私の足を見た。





you 「・・見たくもない足出してスミマセンね」





いーじゃんこの位・・





黄瀬 「はぁ・・まだ時間あるか。ちょっと来て・・」





ん・・？





you 「何・・？」





公園の大きな木の裏・・





人目につきにくい場所へ私を連れてきた黄瀬は・・





私を自分の腕の中へと引き寄せた。





you 「りょ・・涼君・・あの？」





黄瀬の胸から聞こえるこの音・・





トクントクン・・





心地良い黄瀬の鼓動＿＿





黄瀬の顔が私の首元に下りてきて・・





軽くキスをしながらスリッとさせてくる。





you 「あっ・・あの・・ひゃっ・・ああ・・」





黄瀬の指が・・





私の太股を撫でた。





撫でたぞ！





黄瀬 「こうされたらどうするんスか？ったく・・もっと警戒しろ」





って・・





あんたがしなけりゃ誰もしないっての！





you 「もう分かった・・分かったから！今度気をつけ「俺と一緒の時なら良いっスよ」」





それが一番危ないと今知った所です。





黄瀬 「お返事は？」





you 「・・はい」





・・彼女じゃない





なのにどうして・・？





今まで感じた事のないモヤモヤが溜まって行く感じ。





黄瀬 「・・A、こっち見て？」





思わず胸に顔を付けていたら・・





優しく頭を撫でながらそう言った黄瀬。





その声につられて黄瀬を見ると・・





you 「んっ・・はっ・・ん」





頭をしっかりと押さえられて・・





黄瀬のキスが深く私を包んだ。





だめだ・・





また思考が止まる。





黄瀬 「・・立ってるの辛い？」





気付けば・・





黄瀬に一生懸命抱きついていた私。





you 「こんなの・・やめて・・」





黄瀬 「どうして？もっとするんスよ？これから・・もっと。覚悟して？」





・・ああ





私を見つめる黄瀬の瞳に私が映ってる。





熱を持った目で黄瀬を見てる。





これじゃまるで・・





黄瀬 「・・その顔反則」





ニッと口元が上がった黄瀬は・・





もう一度私にキスをした。





遠くで子供の声が聞こえてきた・・





止めなきゃいけないのに・・





こんなのおかしいのに・・





・・分かってるのに





黄瀬の思うがままにされてる自分が・・





凄く恥ずかしくて堪らなかった。

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