ひと時 ページ30
・・静かな美術室
梶 「えっと・・どこだったっけ?プラカード用に使えるやつは・・ん〜・・」
下の棚をガサガサと漁っている梶君。
you 「私も一緒に探そうか?」
そっと覗きこむと・・
梶 「いや・・大丈夫。汚れるからそこにいて」
・・確かに黄瀬はイケメンだ
運動神経も抜群で・・
初めて黄瀬を見た時・・
you 「ほぇ・・イケメンって本当にいるんだねぇ」
そう思った位だ。
梶君は・・
どちらかと言うと目立たない感じ。
メガネをかけていてもさっとした髪型・・
でも背も高いし・・
しっかり顔を見るとクールビューティって感じ。
梶 「俺に顔に何かついてる?」
クスリと照れたように笑った梶君。
you 「あー・・ごめんなさい」
まずい・・見過ぎた。
梶 「随分・・噂と印象が違うね」
ばつが悪そうにそう言った梶君。
you 「噂?ああ・・私がSだってやつ?・・(笑)」
う〜ん・・と言い難そうに頷いた。
梶 「名前を聞いて思い出したんだよ。クラスの奴らが話しているのをさ。
駅で他校の男子を壁に押しやっていたとか何とかって」
あー・・あれか。
you 「・・で?印象が違うって?」
少しばかり強気に聞いてみた。
梶 「ん?・・うん・・なんて言うかね・・あっ、あったぁ!」
手渡された物を持った私が教室へ戻ろうとすると・・
梶 「まだミルクティー残ってるし、もう少しここでお茶してかない?」
確かに残ってるけど・・
you 「でも、お邪魔じゃない?」
梶 「全然、平気!」
抱えた荷物を机に置いて・・
you 「じゃあ・・もう少しだけ」
席に着くと・・
梶君も隣の席に座った。
梶 「尾澤さんのクラスは文化祭何やるの?」
you 「焼きそばだよ。梶君のクラスは?」
少しため息をついて・・
梶 「喫茶店だよ。尾澤さんも良かったら来てよ」
喫茶店か・・
梶 「この前黄瀬君と一緒にいる所を見かけたけど、もしかして彼氏?」
突然そう聞いてきた梶君。
you 「えっ!?違うよ!付き合っている訳じゃない・・」
付き合ってって言われた訳じゃない。
黄瀬の気持ちだって知らないし・・
梶 「そうか・・なら良かった」
良かった・・?
大人しそうなこの感じ・・
もしやMかぁー!?
544人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
木村良平大好き - 続き気になりすぎて寝れないかも… (2020年3月10日 16時) (レス) id: dfcabd9b14 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの。(プロフ) - 夢主の髪、天パではなく癖毛にした方が…。天パな私からしてみれば違和感を感じました。 (2015年6月23日 11時) (レス) id: e7ff7ad913 (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - しもかじ☆さん» しもかじ☆さんコメありがとうございます!そろそろ続編を公開しようかと思っています。公開した際には宜しくお願いします(*^_^*) (2014年12月11日 19時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
しもかじ☆ - 続編楽しみですっ♪黄瀬くんかっこよ(●^ー^●) (2014年12月11日 18時) (携帯から) (レス) id: 75d6c0a639 (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - 楼@華麗なる小野一族さん» いえいえ・・疑問に思った事はコメ頂けた方が私も嬉しいです(*^_^*)これからも宜しくお願いします! (2014年12月5日 20時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:asako | 作成日時:2014年10月18日 17時