ホントノエストニセモノエム【黄瀬涼太】

似たもの男子 ページ23

「こんにちは、本当に来てくれたんだね」





目の前には笑顔がとっても可愛い子。





背もスラっとしていて・・





本当にスタイルが良い。





間中 「ここ・・こんにち・・は」





は・・？





めっさ緊張してるけど？





「昨日、きーちゃんから話しは聞いてたんだけど、本当に来てくれたんだね。
良かったら上で見て行けばいいけど、どうする？」





きーちゃん・・誰？





間中 「あっ・・黄瀬にお願いをして行く事を伝えてもらったの。
ごめんね、ずうずうしくて。でも・・どうしてもお話したくて」





黄瀬！？・・って事は





you 「桃っち？」





桃井 「はい？えっと・・ごめんなさい。あなたは？」





この人が桃っち！





黄瀬が電話で話しをしていた相手ってこの人なんだ。





間中 「ちょっと、尾澤！自己紹介しなさい」





横腹チョップ炸裂！





you 「いっつ・・へい！あの、私は海常高校２年の尾澤Aです。
今日はみっちゃんの付き添いで来ました」





隣には直立不動のみっちゃん。





桃井 「はじめまして、私は桐皇学園でバスケ部のマネージャーをしています桃井さつきです。
きーちゃんとは中学の時からの友達なの」





黄瀬の事をきーちゃんて呼ぶなんてよほど仲が良いんだな。





黄瀬か・・





『これから放課後、俺の練習見て行かない日はどんな予定か連絡入れておいて欲しいっス』





・・って言ってたな





うん言ってた。





you 「しまったぁーっ！」





間中 「尾澤五月蠅いっ！」





どうしよう・・どうしよう！





そう言われてたのに何も連絡しなかった！





『連絡し忘れたら？そんなのお仕置きに決まってるじゃねっスか・・(笑)』





それを言った時の黄瀬・・





笑顔がものすごーく・・





ものすごーく黒かった。





you 「あぁ・・終わった。私・・終わった・・」





「おい、お前・・連れ上へ行っちまったぞ？」





・・へ？





うな垂れていた私の目の前に現れたのは・・





さっきの色黒男子。





・・うわぁ背たかっ！





黄瀬より大きい・・かも？





「おい・・なんだよ。じっと見て。あぁ、俺に見とれたか・・(笑)」





・・はい？





「俺、青峰・・青峰大輝だ。お前名前は？」





you 「へいっ！尾澤Aです。高校は「海常だろ？見りゃわかる」」





このムカつくほどの自信満々な感じ・・





誰かさん(黄瀬)とよく似てるわ。

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