ホントノエストニセモノエム【黄瀬涼太】

付き添い ページ22

現在お昼休み・・





私は今壁ドンをされている。





you 「えっと・・？」





それにしても近いっ！





思わず両手を伸ばした。





you 「だから・・どうしたのみっちゃん！？」





半ベソ掻きながら私を壁ドンしていたのは間中美里・・





うちのクラスの美女みっちゃんである。





間中 「尾澤−・・怖いから一緒に来てぇー」





・・何を言っているんだ？





you 「どこ「聞かないで黙ってついて来てぇー」」





・・美人という生き物は





恐らく大体が我がままに出来ている。





you 「せっかくの美人が台無しだよ。ほら、これで顔拭い「ズビィー」」





・・鼻までかめとは言ってない





間中 「ありがと・・」





・・返された





you 「分かったから・・で、いつ？」





間中 「今日の放課後」





ほらね・・





やっぱり我がままだ。





you 「私に決定権「ない！」・・でしょうね。はいはい・・分かった」





間中 「尾澤−っ！あ・い・し・て・るぅー！」





・・そりゃどうも





you 「って事なんだけど、まどか「行かない」・・あっそ」





スパッといい切りましたね。





間中 「えー・・南付き合い悪いじゃん？」





まどかにはそれで終わりかっ！？





まどか 「いつもだったらさ、絶対付いて行く案件なんだけどね・・面白そうだし。
今日は愛する彼氏様と会うの。私の中の最重要事項は彼氏様だからね」





・・ほーほー





you 「笠松先輩に宜しくお伝えください」





そんな話に夢中で・・





私は今日の事を黄瀬に連絡しなかった。





それに気付いたのは・・





you 「ここって・・」





桐皇学園。





間中 「そう！ここに私の愛する人がいるの」





そう言うと・・





真っ直ぐ学園内へと向かっていくみっちゃん。





you 「あーっ！まっ・・待って」





スタスタと歩くみっちゃんについて行った先は・・





you 「体育館？」





ひょっこり覗いたその先にいた人物を見たみっちゃん。





間中 「いたぁー！」





大興奮・・





you 「あの人？あの背の高い色黒の人がみっちゃんの好きな人？」





みっちゃんの声に気付いた２人がこちらを見た。





間中 「は？・・あんな人興味ない」





・・へ？





こちらに走って来たのは・・





you 「うわぁ・・めっちゃ可愛い人だ」





しかも巨乳！





一体みっちゃんは誰に会いに来たんだろう？

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