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余韻 ページ21

次の日私は普段より早く家を出た。





you 「こんなに周りの景色が違って見えるのか・・」





毎朝、慌ただしく家を出る私は・・





沢山の人が行き交う中・・





朝の景色を見るなどという余裕はなかった。





でも今日は違う。





9月のさわやかな風が吹き抜ける・・





木々の緑も綺麗で・・





周りの景色を見る心の余裕が無かった自分に気がついた。






あの公園のベンチに腰を下ろす。





you 「昨日ここで・・」





思い出して1人赤面。





1年の頃から有名だった黄瀬を・・





興味が無くても見てしまうのは仕方が無く・・





笠松先輩達といる黄瀬は・・





案外可愛い笑顔なんだとか思ったりしていたっけ。





私の黄瀬への印象は・・





【かっこかわいい男】





って感じで・・





あの人懐こい笑顔が全てなんだと思っていた。





でも・・





それは本当に周りから見た印象で・・





本当の黄瀬は・・





物凄く勝気で・・





案外ズバッとものを言う人。





良くも悪くも正直者なんだとも知ったっけ。





それを知ったのが1年の文化祭の時。





委員会が一緒になった私は・・





そんな黄瀬の一面を見たんだよね。





でもまぁ・・





委員会が一緒だったからって話をしたわけでもないんだけど。





そうか・・





そう考えると・・





全く無かったと思っていた私と黄瀬の接点も・・





あるっちゃあったんだ。





海常高校は現在文化祭に向けて色々な準備が始まっている。





今年はどんな文化祭になるか・・





you 「さてと・・学校行くか」





ベンチをそっと撫でて学校へ向かう・・





きっと黄瀬は朝練中だ。





学校では・・





沢山の部が朝練をこなしていた。





you 「さすが海常・・」





チラリとバスケ部専用の体育館を見る・・





今までは素通りしていたのに・・





自然と足が体育館へと向いた。





そっと覗くと黄瀬ももちろん練習中・・





『ん・・かわい・・』





昨日の黄瀬を思い出した私は・・





you 「だめだだめだだめだぁ!」





猛ダッシュで教室へ向かった。





部員 「あれ?涼太先輩、あの後ろ姿って尾澤さんじゃねっすか?」





黄瀬 「あー・・そうっスね・・って、なーに慌ててるんスかね・・(笑)」





そんな会話がされていたなんて知らず・・





you 「バレなかった・・」





1人盛大な勘違いで安堵していた。

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木村良平大好き - 続き気になりすぎて寝れないかも… (2020年3月10日 16時) (レス) id: dfcabd9b14 (このIDを非表示/違反報告)
ほのぼの。(プロフ) - 夢主の髪、天パではなく癖毛にした方が…。天パな私からしてみれば違和感を感じました。 (2015年6月23日 11時) (レス) id: e7ff7ad913 (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - しもかじ☆さん» しもかじ☆さんコメありがとうございます!そろそろ続編を公開しようかと思っています。公開した際には宜しくお願いします(*^_^*) (2014年12月11日 19時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
しもかじ☆ - 続編楽しみですっ♪黄瀬くんかっこよ(●^ー^●) (2014年12月11日 18時) (携帯から) (レス) id: 75d6c0a639 (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - 楼@華麗なる小野一族さん» いえいえ・・疑問に思った事はコメ頂けた方が私も嬉しいです(*^_^*)これからも宜しくお願いします! (2014年12月5日 20時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:asako | 作成日時:2014年10月18日 17時

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