豊臣 ページ7
三成「という訳で今日からここが貴様の部屋だ」
A「だから私は!!ってかなんで隣ｯ!?」
三成「色々やらかさないように私が見張る」
A「言っておくけど、私は豊臣に下らないし、政宗様に傷を負わせたお前も許さないｯ!」
三成「追い出されたくせによく言う」
Aはまた泣きそうになる。
三成「......結構泣き虫なのだな」
A「うるさいっ！」
Aは用意された部屋に入って障子をスパンｯと閉めた。
三成「......A、か...」
三成の口角が珍しく上に上がった。
*************
翌日
三成「A、城内を案内してやる」
隣の部屋を開け、うずくまるAに三成は声をかけた。
A「...」
Aは一度、三成を見るとすぐに顔を逸らした。
A「誰が仇相手なんかっ...」
三成「仇相手ではない。三成だ。復唱しろ」
A「もうやだ...政宗様っ...」
三成「...はぁ」
三成はずかずかとAの部屋に入り、目の前にしゃがむ。
三成「貴様が戻っても受け入れるとは思わん。なら、豊臣に忠義を誓う方が得策だと思うが？」
A「お前に...何が分かるっ...」
三成「あのまま雨の中彷徨い続けても山賊に襲われていただけだ」
A「......」
三成「諦めろ。結果、貴様は奥州へは戻れない」
A「......分かったよ」
三成「城内を案内してやる。来い」
Aはしぶしぶ立ち上がり、三成の後をついて行った。
*****************
大阪城はとてもきらびやかでAには次元が違いすぎた。
「お、新人っすか？」
三成「A、左近だ」
左近「初めましてー石田軍特攻隊隊長の島左近っす！よろしく」
A「...Aです。よろしくお願いします」
左近「三成様やべーっす！俺、後輩出来ちゃった！うおぉぉ！」
三成「喧しいぞ左近」
A「(...元気な人だなぁ)」
***********
三成「刑部、Aを連れてきた」
刑部「おお、我は大谷吉継よ。」
A「Aです...よろしくお願いします」
刑部「うむ。分からぬ事があればなんなりと聞くがよい。いや、主の場合三成に聞くがよかろ。ﾋﾋｯ」
三成「また貴様は余計なことを」
A「(...案外優しそう？)」
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三楓(プロフ) - 桜華乱さん» コメありがとうございます！なるべく毎日更新できるよう頑張ります(*´∀｀*) (2016年10月31日 20時) (
レス) id: 926113a11c (このIDを非表示/違反報告)
桜華乱(プロフ) - 三楓さん» スッゴイ面白いです！更新頑張って下さい！さて、この後どうなる事やら・・・w← (2016年10月31日 20時) (レス) id: 15b036f407 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - あいなさん» コメありがとうございます！更新頑張ります(*´∀｀*) (2016年10月31日 20時) (レス) id: 926113a11c (このIDを非表示/違反報告)
あいな - めちゃくちゃおもしろいです！！頑張ってください！ (2016年10月31日 18時) (レス) id: dff3a233b0 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 美地さん» コメありがとうございます(*´∀｀*)更新頑張ります！ (2016年10月26日 21時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2016年9月8日 16時
