真田軍 ページ46
豊臣と同盟を結び、領地を安堵を果たされた真田家。
稽古場で槍を振るう幸村は、ピタリと槍を止めた。
幸村「A殿がいない？」
佐助「佐和山で会ったっきりなんだよね〜。任務で石田の旦那の所に行っても見当たらないし」
幸村「政宗殿の所へ戻ったのではないのか？」
佐助「そう思って独眼竜の旦那の所に潜入したけど、これがまた居ないのなんの」
Aが伊達軍に居た頃から交流があった幸村や佐助。
例え敵であっても彼らにとってAは友人みたいなものだ。
幸村「佐助と入れ違いだったとかはないのか？」
佐助「俺様をそこいらの人と同じにしてもらっちゃ困るよ旦那ー。俺様は忍。気配で大体分かるさ」
幸村「それもそうだな。幼子の時お前と隠れんぼをすると絶対見つかったし」
佐助「そーそ...って昔話はまた今度にして、佐和山にはAちゃんの気配は無かったんだ」
幸村「石田殿の居城ではないという事か？」
佐助「いや、それはないと思うんだよね。Aちゃんと城下で出会った次の日から一応心配で様子を見てたんだけど......しばらくしてふと消えたんだよね」
幸村「A殿...無事であればよいが...」
佐助「面倒事に巻き込まれてたら俺様もお手上げだわ。あまり勝手に散策されると向こうの忍にもバレるしね」
幸村「それに、A殿に何かあれば政宗殿も悲しむであろう」
佐助「俺様は独眼竜の旦那の為じゃなくてAちゃんのただの友人ってことで働いてるけどね〜」
幸村「友人としても好敵手の家臣としても思っているが」
佐助「ま、とにかく...石田の旦那の動きを探ってみるよ。何か分かるかもしれない」
幸村「うむ。半兵衛殿から次の戦には加勢するように言われている。お前が戻って来たら俺は大阪に向かうぞ」
佐助「了ー解。早めにお仕事済ませてきますよーっと」
柱に背もたれしていた佐助は一瞬で園庭の木の枝に飛び乗り、佐和山城に向かった。
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三楓(プロフ) - 桜華乱さん» コメありがとうございます！なるべく毎日更新できるよう頑張ります(*´∀｀*) (2016年10月31日 20時) (
レス) id: 926113a11c (このIDを非表示/違反報告)
桜華乱(プロフ) - 三楓さん» スッゴイ面白いです！更新頑張って下さい！さて、この後どうなる事やら・・・w← (2016年10月31日 20時) (レス) id: 15b036f407 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - あいなさん» コメありがとうございます！更新頑張ります(*´∀｀*) (2016年10月31日 20時) (レス) id: 926113a11c (このIDを非表示/違反報告)
あいな - めちゃくちゃおもしろいです！！頑張ってください！ (2016年10月31日 18時) (レス) id: dff3a233b0 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 美地さん» コメありがとうございます(*´∀｀*)更新頑張ります！ (2016年10月26日 21時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2016年9月8日 16時
