信用 ページ39
A「あと...大阪であった戦は本当に国衆？」
三成「......誰から聞いた」
更に険しくなる三成に、構わずAは言葉を続けた。
A「さっき、佐助に会って...大阪であったのは伊達との戦だったって......本当なら、なんで嘘ついたの？」
三成「貴様は...私より武田の忍を信じるのか？」
A「たっ...確かに佐助はあんなだけど...ちゃんと信頼できる人だよ」
三成「私は信頼できないと言うのか！」
突然怒鳴った三成に、Aの肩がピクリと動いた。
A「そ、そうじゃないよ。三成もいい人だと思ってるし...」
三成「貴様は私だけを信じ、私だけを見ていればいい」
いつもと違う三成に、Aは恐れを覚えた。
A「本当に...国衆が相手だったんだね...？」
三成「...」
A「三成...？」
三成「貴様は何も知らなくていい」
A「なにそれ...やっぱり嘘なんだ...」
三成「...違う」
A「違うなら違うって言えばいいのに...もういい」
先を行こうとするAの腕を掴み、三成は再びAを同じ場所に引き戻した。
A「なにさ...」
三成「...なぜ分かってくれない」
A「...？」
Aの腰を抱き、顔を上向かせる。
三成「私がこんなに身を焦がしているのに...」
A「え？」
三成「...A」
A「ちょ、ちょっと待って!?」
顔を近づけようとした三成の胸をグイッと推す。
A「えっと...三成、さん？」
虚ろにAを見つめる三成は、はっとして俯いた。
三成「......帰るぞ」
A「あ...はい」
Aの怒りを消し去ってしまう程の三成の行動。
しかしこれはただの序章に過ぎなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 109人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三楓(プロフ) - 桜華乱さん» コメありがとうございます！なるべく毎日更新できるよう頑張ります(*´∀｀*) (2016年10月31日 20時) (
レス) id: 926113a11c (このIDを非表示/違反報告)
桜華乱(プロフ) - 三楓さん» スッゴイ面白いです！更新頑張って下さい！さて、この後どうなる事やら・・・w← (2016年10月31日 20時) (レス) id: 15b036f407 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - あいなさん» コメありがとうございます！更新頑張ります(*´∀｀*) (2016年10月31日 20時) (レス) id: 926113a11c (このIDを非表示/違反報告)
あいな - めちゃくちゃおもしろいです！！頑張ってください！ (2016年10月31日 18時) (レス) id: dff3a233b0 (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - 美地さん» コメありがとうございます(*´∀｀*)更新頑張ります！ (2016年10月26日 21時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：三楓 | 作成日時：2016年9月8日 16時
