�境将� ページ10
家康視点
Aと別れ儂は近くの農村へ向かう。
そこには儂らに武器を構える農民たちがいた。
そう、小競り合いという名の一揆だ。
家康「何が不満なんだ。儂に直接言ってくれ」
農民A「俺達は家康様の為を思って攻め込んだんだ」
家康「儂の為？」
農民B「乱世の元凶を匿っていると聞きました。そやつを皆で退治するのです！」
なんでこうもAを....
家康「前にも言っただろう。乱世の元凶があるとすればそれは儂達侍だ。Aを憎むのは間違っている！」
農民A「家康様！家康様のお造りになる泰平の世の妨げになるのですよ！？」
農民B「そうですよ！」
口々に言う彼らの言葉に、珍しく怒りが際立ってきた。
家康「お前達はAの何を知っているんだ!!」
突然儂が叫んだ事によって、その場は水を打ったようにしんっと静まり返った。
家康「...これ以上Aを苦しめないでくれ。それが無理なら...ここで儂を殺すといい」
家臣A「家康様！」
農民(全員)「っ....」
農民A「...分かりました」
彼らは持っていた武器を下ろした。
ほっとしたのもつかの間。一人の農民が斬りかかってきたのだ。
家康「っ！？」
農民A「おい！何してるんだ四五郎!!」
四五郎「殺してやる...殺してやる...」
四五郎と呼ばれた農民の目はとても虚ろで。
農民とは思えないほどの力を持っていた。
家臣A「家康様！」
家康「手を出すんじゃない！」
家臣に叫んで、四五郎の攻撃を受け止める。
農民A「何やってんだ四五郎!!やめろ！」
四五郎「殺して....やる....ころして...」
操られているように同じ言葉を繰り返す四五郎。
家康「一体...何がっ...」
.....ほんの一瞬だが
視界にAが映った。
不適に笑んだその表情はAでないようで...。
儂が名前を呼ぼうとしたが四五郎の攻撃が強すぎてそんな余裕はなかった。
『争え、戦え....もっと憎め....』
確かにAの声でそう聞こえた。
.....Aっ...まさか本当に.....
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三楓(プロフ) - 三菱さん» コメありがとうございます(*´∀｀*)織田信長の復活＝乱世という事だったので夢主ちゃんが入れ物でなかったら少しは違っていたのかも知れませんね... (2016年9月11日 7時) (
レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
三菱 - 完結おめでとうございます。この結末を見ると夢主ちゃんが乱世の元凶じゃなかったらハッピーエンドだったかも……と考えてしまいます。今回も素晴らしい作品をありがとうございました！これからも応援させて頂ます！ (2016年9月11日 3時) (レス) id: 9c81714b7e (このIDを非表示/違反報告)
クリスタル(プロフ) - badendだなんて、あたしは思ってませんよ(^-^)家康さんも夢主ちゃんも死に別れちゃったけど、お互いが出会って、忘れられない存在になれただけでも…十分な一時を過ごせたんじゃないかなぁ…。 (2016年9月9日 18時) (携帯から) (レス) id: 012b0e5baa (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - クリスタルさん» コメありがとうございます(*´ω`*)BADENDで終わってしまいましたが見てくださって本当にありがとうございます！ (2016年9月9日 6時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
クリスタル(プロフ) - 家康さあぁぁぁあん!!!嗚呼…本当に…お疲れ様でした…家康さんも夢主ちゃんも三楓さんも…本当に完結おめでとうございます!!このお話は絶対忘れません!!またこれからも素敵なお話を書いて下さい、応援しています!! (2016年9月9日 1時) (携帯から) (レス) id: 012b0e5baa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2016年7月12日 16時
