�将� ページ6
家康が完全に意識を失ったのはその後だった。
そして目覚めれば忠勝が心配そうに家康をのぞき込んでいた。
家康「....忠勝...？」
忠勝「.....!!」
家康「Aは...」
黒い手に掴まれた首にはしっかりとその痕が付いていた。
構うことなく家康はAを探し、辺りを見渡す。
忠勝「......」
家康「いなかった...と！？」
お市が立っていた方に走り出そうとする家康だったが、あの黒い手は只者ではないらしく、走る力さえも既になかった。
がくんっと倒れた主を後ろから忠勝が支えた。
家康「儂はいい....Aだ。Aを助けないと...」
早く見つけ出さないと更に人間不信になってしまう。
何をされるのか知らないがまた、辛い思いをさせてしまうかも知れない。
家康はそれが怖かった。
折角これから楽しいことを一緒にやって行こうと考えていたのに.....
Aが消えるような気がしてならないのだ。
家康「忠勝、すぐにAを探し出す。手伝ってくれるか？」
忠勝「.....!!」
家康「ありがとう。はは、儂は良い絆を持ったな...」
切なげな表情の彼は忠勝の背に乗り、Aを探しに向かった。
***********
安土城跡
そこはかつて、第六天魔王、織田信長が拠点とした城の跡だった。
お市に連れられAはここにやって来た。
お市「明智様、お人形さん連れてきたよ...」
「ご苦労さまです。お市様」
白く長髪の髪。死神を思わせる二つの大釜。
そして、異様な雰囲気。
明智光秀である。
お市「連れてきたから...ねぇ、長政様を連れて来て...？」
光秀「そうですねぇ。この子が使えればの話ですけど」
光秀はゆっくりとAの元へ向かう。
逃げようとしても、Aは足がすくんで動けなかった。
光秀「逃げても無駄ですよ？呪いは解けませんから......」
Aの中で何がが疼く感覚がした。
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三楓(プロフ) - 三菱さん» コメありがとうございます(*´∀｀*)織田信長の復活＝乱世という事だったので夢主ちゃんが入れ物でなかったら少しは違っていたのかも知れませんね... (2016年9月11日 7時) (
レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
三菱 - 完結おめでとうございます。この結末を見ると夢主ちゃんが乱世の元凶じゃなかったらハッピーエンドだったかも……と考えてしまいます。今回も素晴らしい作品をありがとうございました！これからも応援させて頂ます！ (2016年9月11日 3時) (レス) id: 9c81714b7e (このIDを非表示/違反報告)
クリスタル(プロフ) - badendだなんて、あたしは思ってませんよ(^-^)家康さんも夢主ちゃんも死に別れちゃったけど、お互いが出会って、忘れられない存在になれただけでも…十分な一時を過ごせたんじゃないかなぁ…。 (2016年9月9日 18時) (携帯から) (レス) id: 012b0e5baa (このIDを非表示/違反報告)
三楓(プロフ) - クリスタルさん» コメありがとうございます(*´ω`*)BADENDで終わってしまいましたが見てくださって本当にありがとうございます！ (2016年9月9日 6時) (レス) id: ed4329dbeb (このIDを非表示/違反報告)
クリスタル(プロフ) - 家康さあぁぁぁあん!!!嗚呼…本当に…お疲れ様でした…家康さんも夢主ちゃんも三楓さんも…本当に完結おめでとうございます!!このお話は絶対忘れません!!またこれからも素敵なお話を書いて下さい、応援しています!! (2016年9月9日 1時) (携帯から) (レス) id: 012b0e5baa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三楓 | 作成日時：2016年7月12日 16時
