若人よ、青春は一瞬だ。【NARUTO】 (ページ3)

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その忍……カカシの素顔を暴きたい！【３】ページ3

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『うへぇ、なんでこうなるかな……』

木ノ葉隠れの里に関する機密書類が保管されている超重要なところに五人は潜入中だ。

静かに息を潜めて走っていく五人はまさしく忍者そのもの。

そして保管庫の扉を開けるため、サスケがピッキングにチャンレンジする。

──カチカチカチカチ…

「……ﾁｯ」

「まだかよサスケ！」

「うるさい、待て」

「代わってもらってもいいですか？」

スケアさんはサスケと代わると慣れた手つきでピッキングをし、見事カギを開けたようだ。

「スケア、アンタ今までどこにいた？」

「情報収集班さ。火影直轄のね」

「でもそれって暗部よね？」

『ケッ！！』

スケアさんがドアを開けキョロキョロと辺りを見渡すと、もちろん誰もいないようで五人は素早く部屋内に入った。

部屋にはたくさんの書類の山が積んである。どうやら五人はこの中からカカシ先生の素顔の写真を探さないといけないようだ。

──
─

それぞれで調べる事になったようで、我らがゆずきもやる気ないなりに頑張っているが……。

『うーん、見つかんないし』

ゆずきが持っていた書類を丁寧にしまい込んですぐ、スケアさんが「見つけた」と声を上げた。

ゆずきもナルトもサクラもスケアさんの元に集まった。

「これだよ」

封筒の中からカカシ先生の書類がそろそろと出てくる。

──頭の毛先

──目元

そして……口元。

「止まれ！」

『ひぃあ』

「これからお前らを拘束する。少しでも動けば反抗の意とみなし、場合によっては処理する！」

カカシ先生の素顔に夢中になっていたうちにどうやら五人は囲まれてしまったようだ。

どうなっちゃうんだ！！五人とも！！

──
─

ゆずき達は当然のことながら火影様じきじきに怒られてしまった。反省文も書く必要があるらしい。

そしてお叱りも終わり、この事件で駆けつけていたカカシ先生は呆れたような顔をして言ったを

「何が潜入ミッションだよ……」

「すみません、僕は止めたのですがこの子達がどうしてもと言うので」

「あ！ずりぃぞ！！」
「最初っから私たちのせいにする気だったのね！」

どうやら四人はスケアさんの良いダシにされてしまったようだ。
ゆずきはというと、カカシ先生とスケアさんの顔をとにかく見比べていた。