八杯目「自らネタに走る」(変えました) ページ9
なんだよこんな内容スッカスカの文章。私が手を出す前に近い内絶対潰れるよこの会社。
いや潰れなくても私が直々に潰しに行く。全てを宿すチート神様舐めんな畜生共が。
絶対潰す。
…と心の内で怖い事を述べながら神様は立ち上がりベランダがある窓の方へ向かった。
そして窓を開けると、くいくい、と少年を呼んだ。
少年が浮きながらこちらへ来る。
鍵を開け、窓を開ける。そして、
A:…手ぇ借りるよ。
？:は。
少年の手を掴み外に出るか試してみる。すると……結界…つか何処ぞのATフィールドだな。それが少年を拒む。1ミリもベランダに出れず、少年が私の手を払った。
？:何を！！！
A:ふむ…出れないか。ならこれならどうだろう。
私がベランダに出る。
A:少年、おいで。
？:先程試して無理だっただろう。
A:……言い方を変えよう。…お願い。
すると少年はふよふよとベランダに寄ってきた。
その瞬間を見計らって、少年の手を再度掴み、思いっきりベランダにいる私の方へ引っ張った。
？:？！
…すると拒みは一切無く、すんなりと少年はベランダに出る事が出来た。
…いや私自身上手くいくとは思っていなかったので一瞬呆気にとられる。
A:…出られたじゃないか。
お月様を背にして今度は私から手を払う。
？:…
少年は無言で浮き、
？:…短い間だが、失礼した。
そう言ってベランダから外に飛んで行こうとしたんだけどさ、
ビーッ
結果に拒まれる少年。
？:…
ビーッ
？:……ｽｩｯ
ビーーーーッ
？:はぁぁぁああああああああああっっっ！！！
拒まれ続ける少年。
A:…ねぇ馬鹿？まって煩い。叫ぶな。
？:仕方ないだろう！！！
A:まさかの逆ギレ。…
ベランダの手すりを掴み、座る形で乗る。
？:！？
少年が目を開いてこちらを見る。
私が親指で後ろをさす、そして
A:こうすりゃあ解決かな？
ニタリと笑い、後ろに倒れ、少年の腕を掴み、無理矢理引っ張る。
出られるかなってところまで引いてみたが、
少年が逆に、私をベランダ側へ引いた。
？:何故今そのような事をしたっ！！！
マフラーの龍が「キシャーッ」と吠える
A:私がベランダの境界線を軽く越えれば、君は出られたかもしれないだろう？
？:そうだとしても、いきなり身を投げるものではないだろう！！もし私が今！！
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作者名：桜蘭 | 作成日時：2019年8月15日 13時
