紅の瞬身使い2nd (ページ16)

今日:2 hit、昨日:20 hit、合計:87,691 hit

episode56 ページ16

Aside

外で待っていると悲鳴が。

ｱﾝｺ「はは、やってるやってる！」

『もー、アンコちゃんったら。』

この過酷な環境で、どれだけ耐えられるか…ではなく、重要なのは一つだけ…。

任務をこなせるか、否か。
これだけ…。

『けど、流石に不気味だね…』

ｱﾝｺ「不気味といや…あの草隠れの奴。…舌の長い女…まるで、大蛇丸みたい…あ！」

私は、頬を膨らませて睨んだ。
だって、そんな考えしたくないもの！

ｱﾝｺ「悪かったよ…けど、警戒するに越した事はない！奴は、神出鬼没さ。」

『そうだね！…ところで…なんでナルトに傷付けたの！私、思わず出そうになっちゃったじゃない！！』

そう、あれは始まる前…説明段階で突っ掛かったナルトも悪いが…苦無を使って傷付けた方に私は怒っていた。

ｱﾝｺ「えっと…仕方ないでしょ！挑発したのは彼よ！」

『ぷんぷん！』

なんて言い合いは日常茶飯事…なんだ！

ｱﾝｺ「んじゃ、仲直りの印で団子とあんこ食べる？」

『出た！アンコちゃんスペシャル！！』

ｱﾝｺ「これ食べ終わったら塔に行こう。普通なら、着いてても可笑しくないからね。」

『…甘く見てない？この森？』

ｱﾝｺ「危険さは私の方が詳しいよ。…さ、食べちゃお？」

『…うん…』

私は不安だった。
胸騒ぎが止まらない…

ナルト、サスケ…無事に帰ってきて！

そう、心の中で願いながら団子を食べた。