【銀魂】ア オ ハ ル。【沖田総悟】

あり？ ページ5

7月7日





今日は七夕だ、うちの高校は毎年
笹をどこからか持ってきて短冊を飾る





今はお願い事を考えている最中だ




「A、何にすんの？
みんな気合い入ってるし丁寧に
書かなきゃね」




たしかにみんな真剣に考えている


特に女子




『…え、なんでみんなそんなガチ勢？』




「当たり前じゃん！これね、
ここのリボンを好きな人と交換したら
2人は両思いになるとかいう迷信が
あるんだよ」




『いや迷信って言っちゃってんじゃん…』



たしかに普通の七夕とは違う



白いリボンに自分で色を塗り
そのリボンを使い短冊を飾るというわけだ





『…なんでもかんでもすーぐアオハルに
繋げようとするー』



「まあいいじゃーん色塗ろー」




と、真希はカラフルなペンで塗り出したが
私はめんどくさいので筆箱に入っていた
黒いマジックで雑に塗った





「いやこっわ！しかも願い事が
「平凡に過ごしていけますように」って
イレギュラー過ぎ」









ーー






『よっし、高い位置に結べた』




間違っても誰かと交換なんてしないように
台を使い出来るだけ高い位置に結んだ






「帰ろーA、早く帰って
百人一首したい」




『いや、あの…え？1人で？』





「うんそうだよ？」





『……一緒にやろっか』









ーー

次の日






「Aー！あんた好きな人居たんなら言ってよー！」




朝一から真希があたしに大声で言った





『え、居ないんですけど』




「え？ならなんでリボン違うの？」





真希が指を指した方向には短冊を飾った
笹が



急いで自分のを探すと…



確かに自分のリボンではない




『……まじか、勝手に変えるとかあり
なの？てか何この色合い…』




そのリボンは上からクリーム色…？赤
そして白のしましまだった





『…色だけで誰か当てるなんて
コナ◯くんでも無理だわ』




「いやコナ◯くんならいける、
俺信じてるから」




「銀八先生…」



私と真希の間に突然現れた
いちごみるく星人




「しっかしその色の組み合わせ、
どっかで…」




「お、おい先生…ちょ、ちょっと」



「なんだー？どーした土方」




銀八先生は土方くんとどこかへ
行ってしまった




『てかほんと誰だよ
シンプルに怖いわ』




「大丈夫？A、リボン交換する？」









そう言って真希が見せてきたリボンに
書かれていたのは…







♡シータLOVE♡…

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