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憂鬱 ページ6

ミーンミンミン…





窓の外で蝉たちが荒々しく鳴いている





『…暑い、…スライムになりたい』




「いやなりそうじゃなくて、なりたい?
えっ?、えっ?」




山崎くんはツッコミを入れながら
私を下敷きで扇いでくれている




「あっでも、次の時間プールだから
涼めるよ」




あ、本当だ涼めるのはいいが
プールは毎年苦手だ



理由は泳げないからじゃないけど…









ーー




「えーっとプールはY組とZ組一斉に
やることになりましたー
…お前ら暴れんじゃねぇぞ」




銀八が不安そうにZ組の女子達を見た




「あら先生、私達がいつ暴れたと
いうんですか?」



「そうアルよ、こちとらただでさえ
入れなくてイライラしてるん
だから喋んじゃねーアル」





ニコニコと笑顔で話している子と
髪色が特殊なお団子の子が言った




「黙れ神楽、…まっとりあえず適当に
25クロールな出席番号順に行け」






え、いきなりかよ…




25メートル先のプールサイドには
Y組とZ組の男子達









普通の女子なら男子がいて嬉しいん
だろうけど、私はただただ憂鬱だ







「A、勝負ね?」



『いいけど、負けないから』




ピーッ



銀八の笛の合図で水の中に飛び込んだ





泳ぐのは好きだから昔から水泳は
得意だった






25メートル泳ぎきってプールサイドに
上がると…





ほら、ほんとに嫌だ




上がった先には男子がいるから
ジロジロと見られる




これが昔から続いている




「あ、Aさんクロール早いね
かっこよかったよ」




山崎くんが体育座りをしながら
言ってきた




『…ありがとう、』



そう山崎くんと話している間にも
視線を感じる




山崎くんには悪いが私は早足で
その場を去った









「…おいてめーら、ちゃんと前
見とけ」



「なんだ?どうした総悟、」








ーー




「じゃあ次は…「銀八先生ー!」
っと、ちょっと待ってろ」




銀八先生が他の先生に呼ばれたので
女子達は大人しく体育座りで
待って…いるわけないか、



「あ!あれ沖田くんじゃない!?」


「キャーッ!カッコいい…」




他の生徒よりずば抜けて早く泳いでる
人がいた



沖田か、運動神経いいなおい








沖田がプールサイドに上がって
戻る…と思いきや




バチッ



…思い切り目が合った



しかも一瞬ではなく5秒ほど



そのまま沖田は何を言うわけでもなく
歩いていった







なんだ…?

ちょんまげの→←あり?



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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
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すずらん(プロフ) - 最高です!!!続き気になりすぎて寝れない… (2019年9月5日 21時) (レス) id: e8acd5cb6d (このIDを非表示/違反報告)
もちもちにゃんこ(プロフ) - 尊い。。 (2019年8月23日 14時) (レス) id: e0b2b82e8e (このIDを非表示/違反報告)
沖田が尊すぎて死ねる - とても面白いです!更新頑張ってください! (2019年8月21日 8時) (レス) id: 46c6bbd41c (このIDを非表示/違反報告)
まみー - 面白いです!無理せず更新がんばってください! (2019年7月27日 23時) (レス) id: 7295f19896 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サキ | 作成日時:2019年7月16日 0時

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