３【加筆修正】 ページ4
必死な形相で私に指をさす四十代くらいの男性。一方、六十代後半の男性は、ゆっくりと両眼を見開き、静かに涙を流しはじめた。ぎょっとし、急いでポケットからハンカチを取り出し、泣いている六十代後半の男性に差し出す。差し出されたハンカチを受け取ると、六十代後半の男性は涙を拭った。
「急に泣き出してすまないね。君が、あまりにも、似ていたものだから」
その後は、色々話していくうちに。ここは生前実父が働いていた場所だと分かった。六十代後半の男性ーー西村さん、それに四十代くらいの男性ーー今村さんは、私が死んだ仕事仲間の娘だと知ると、とても歓迎してくれた。
思いでに浸かっていたが、西村さんと義博兄さん、義さんの声によって、引き戻される。
【Aちゃん、どうしたんだい？】
「A、お前も抗議しろ！」
「聞いてますか、貴方自身の事なんですよ！」
『すいません西村さん、今日はバイトに行けそうにありません。なんか、未来から来たとか言ってる、政府の役人？がきていて』
【・・・その人、審神者、もしくは歴史修正主義者など、言っていなかったかい？】
『あ、はい。現在進行形で、楽しい審神者生活？とか書かれたページを、タブレットで見せられてます』
暫くの沈黙のち。西村さんは、「今からそっちへ行く」とだけ言って電話をきった。何故西村さんが来るのだろうか、と考えながら。タブレットを手に取り、画面を横へスライドさせる。そこには、審神者の仕事内容が写真と共に記載されていた。それには興味が湧かなかったが、あるページでスライドする手を止める。手を止めた私を不思議に思ったのか、横から義博兄さんが覗き込む。そのページに書かれている文を読んで、眉根よせる。
後ろでドアの開閉音が聞こえて、電話を終えた二人が入ってくる。父は私の左前、いわゆるお誕生日席に座った。母は私達のぶんも用意してくれたようで、義さんの前に紅茶を置くと、私達の前には珈琲を置いた。母と忠昭兄ちゃんは立ったまま、義さんは話し始めた。
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新選組(プロフ) - 繭姫さん» 指摘していただき、ありがとうございます(*^^*) (2017年1月9日 6時) (
レス) id: 56b4a7f52f (このIDを非表示/違反報告)
繭姫(プロフ) - 設定の養父の平仮名の名前のとこ、(あきひろ)だと思いますよ。横から失礼しました。 (2017年1月8日 15時) (レス) id: 2b2cd99b08 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - 鏡燐さん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ございません。間違いを指摘していただきありがとうございます。これからも間違いや脱字等などございましたら、ご指摘お願いします (2016年7月19日 15時) (レス) id: 99972413c8 (このIDを非表示/違反報告)
鏡燐(プロフ) - あの、４ページの薬研の時間２０分ですよ３０分ですと、厚か、平野になりますよ！更新頑張って下さい (2016年7月10日 6時) (レス) id: d132965d79 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - 風月 羽鶴さん» 二日目、ですと？！ (2016年4月11日 23時) (レス) id: 56b4a7f52f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新選組 | 作成日時：2015年9月20日 17時
