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何故この部屋だけ綺麗なのか、疑問におもいながら一歩踏み入る。
ふと、視界に一瞬だか黒がかすめる。咄嗟に全人類の敵である、ある漫画ではゴリマッチョで描かれている黒光りするヤツだと思った私は。黒が消えた、資材が入っている箱の裏を意を決して覗いた。そこにいたのは、全人類の敵ではなく、小人であった。小人はせっせと小さな箒(ほうき)とちりとりで部屋のすみのゴミをとったりしている。
小人をじーと、観察していると。私達の存在気づいたのか、振り向き、私と目があう。小私達の姿を目に止めると、箒とちりとりを両手に持って私の横を慌てて駆けて行った。駆けて行く小人を目で追えば、小さな金属製のロッカーに掃除道具をぶち込んだ。次に手を洗い、笛を懐から出すと、思いっきり吹いた。室内で反響した笛の音色は、耳をつんざくのではないかと思う程の音量だった。ほんの2.3秒の出来事だった。耳を塞げなかった私は耳鳴りに襲われた。それは西村さんも同じらしく、顔を顰めている。
いったいなんなのだと、怒鳴ってやろうか思ったが。次の瞬間、だらしなくポカンと口を開けてしまった。
この状況をRPG風に表すならば、
【なかまがあらわれた！】
で、あろうか。部屋の隅や、天井から次々と小人が現れる。
二人一組になると、円卓や座布団、お茶、更にはお菓子も用意してくれた。小人達に促されるままに、二つ用意された座布団のうちの一つに座る。とりあえずタブレットは円卓の下へ。西村さんも座ると、出されたお茶をすすりながら、せんべいをバリバリと音を立てながら食べ始めた。
「彼等は鍛刀を行ってくれる、俗に妖精と呼ばれる者達です」
『妖精…』
「鍛刀は彼等に資材を渡せばやってくれるよ。支給された資材があるから、オール五十でやってごらん」
『あ、あの、オール五十でお願いします』
近くにいた小人、もとい妖精さんに頼むと。胸をトンと叩いて、仲間の元へ伝えに行き、仲間と共に資材を運び始めた。
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新選組(プロフ) - 繭姫さん» 指摘していただき、ありがとうございます(*^^*) (2017年1月9日 6時) (
レス) id: 56b4a7f52f (このIDを非表示/違反報告)
繭姫(プロフ) - 設定の養父の平仮名の名前のとこ、(あきひろ)だと思いますよ。横から失礼しました。 (2017年1月8日 15時) (レス) id: 2b2cd99b08 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - 鏡燐さん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ございません。間違いを指摘していただきありがとうございます。これからも間違いや脱字等などございましたら、ご指摘お願いします (2016年7月19日 15時) (レス) id: 99972413c8 (このIDを非表示/違反報告)
鏡燐(プロフ) - あの、４ページの薬研の時間２０分ですよ３０分ですと、厚か、平野になりますよ！更新頑張って下さい (2016年7月10日 6時) (レス) id: d132965d79 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - 風月 羽鶴さん» 二日目、ですと？！ (2016年4月11日 23時) (レス) id: 56b4a7f52f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新選組 | 作成日時：2015年9月20日 17時
