【ONE. PIECE】転生者は大変な事に…事件の中心にいるようで

百四十六人目 ページ5

ウ「おい、大丈夫か？様子がおかしいし…何かあったか？」

『…いや、何でもない。ただ…海軍のおかしな戯言で、馬鹿馬鹿しいなって思っただけだ
…俺、部屋にいる』

ウ「？おう」




さて…手紙を読み返してみようか…


《神秘の森のナイト クロバへ

海軍本部の者だ。今から貴様に二つの選択肢をやる

一つ目、海軍本部に行き、自首する事。

二つ目、麦わらと共に行動する事

尚、二つ目はあまり勧めない

何故か…それは貴様らは既に俺たちの支配下にあるからだ

先日、マクマクの実を食べたマーク人間をそちらへ向かわせた

そいつはマークした所に一瞬で移動できる能力だ

この前、軍艦を三隻、囮にした時にお前らの船に忍び込んでマークしていた

だから、お前らの居場所はバレバレだ

そこで、交渉をしたい

一週間以内に海軍本部へ自首したら、三年間麦わらたちに手を出さない事を約束する

これが用件だ

もし来なかった場合…海軍本部で選ばれた精鋭と三大将と元帥殿がお前らを潰しに来るだろう

それと、言い忘れてたが…麦わらたちにこの事は言うな

言った瞬間、交渉決裂だ

良い選択を期待する

_____ 海軍本部より》


…要するに、前、襲いかかってきた三隻の軍艦は囮で…
俺たちが戦ってる間、マクマクの実の能力者が
この船に忍び込み、この船をマークした…
だから、俺がもし行かなかったら海軍本部から強い奴…
そして三大将や元帥が襲いかかって来る…

…俺、大将二人でもまあ戦えるんだけどさ…
三人と、おまけに元帥はキツイなー
っていうか、俺がもし行って、約束守ってもらえたとしても…
三年後に奇襲かけそうで怖いな…

…まあ、ルフィたちの命が救われるんだったら別に良いけどさ

もーんーだーいーはー…俺自身だな
ここを離れないとって分かってる自分と
ここから離れないでここまま一緒にいたいっていう自分がいる
さてー、どーしましょーねー…
まあ、まだ時間あるしなー

…最後までこの生活を満喫しようか

俺は手紙を隠し、外へと向かった

『…いい風だなー』

もはや棒読みの様に聞こえるが、頭でいっぱいなのだ
多分仕方ないだろう

ル「お、クロバ！お前暇なのか？」

『まあな…ルフィ、ちょっといいか？』

ル「何だ？」

『いや、もしもの話でなー
もしも…仲間がこの一味を抜けたいって言いだしたらどうする？』

ル「そりゃもちろん、引き止める！」

『そうかー…悪いな、変な質問して』

ル「いんや、俺も暇だったから！」

…引き止める、か…

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