能力者を憎む少女は能力者が嫌いなはずなのにメカクシ団の幸せを望む (ページ40)

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銃声ページ40

お互い何も言わず、船は一周して戻ってきた

船を降りると………

『………A？』

「星鎖………にゃみりん！？」

星鎖ににゃみりん、確か中等部だった射水アスヒ君…その他ミカグラの
生徒らしき子たちがいた

駆け寄ろうとしたその時

ﾊﾟﾝｯ！ﾊﾟﾝｯ！ﾊﾟﾝｯ！

どこかで聞いたような…乾いた音が響きわたった。

間違いなく、これは銃声だ。

周りの客達はショーの演出だと思い混んでいるらしく安心しているがそれもつかの間。

*

*

『やぁやぁ不幸な皆さん

ついてねぇな、お前ら。

ま、わかるやつもいるだろうがここを占拠した

ご心配せずに。

妙な動きをしなければ俺らはお前らに手出しはしねぇ、命だけは保証するさ

もし少しでも妙な動きをしたら、…

その時は人生に終止符をくれてやる

んでお外で怖いツラしている警官さんたちよく聞けよ？

３日で5兆円用意しろ

出来なければ東京の何処かを爆発する

交渉成立後、俺らはヘリで発つが追いかけたりしたら同様に東京の何処かを爆発する

検討を祈る

あ、上空の警察庁のヘリ、俺らが気がつかないとでも思ったか？

どっか園内に着陸しようとしているみたいだし例のごとく、始末だ』

ﾊﾞﾝｯ！

上空にあった“何か“が燃えて落ちた。

たちまち人々はパニックに陥った。

これは…

『メカクシの出番だな』

「そうだね、とりあえず隠れよう？…星鎖たちも」

『それがそうしたいのだけれど………エルナが、エルナがいないの』