第65話 似てる… ページ16
瑞希「でもね、フィフスセクターに逆らって消されたサッカー部がいたらしいの。だから神童は逆らえなかった」
道成「……」
瑞希「でも神童が2年生になった時、革命は起こったの」
道成「革命…?」
瑞希「うん。松風天馬なの」
道成「松風天馬…?」
瑞希「うん、松風天馬って言う子はサッカーが円堂さんと明日人君並に好きなんだ」
道成「つまり、その松風が革命を起こすんだな?」
瑞希「うんそうだよ」
道成「神童はその松風に協力したんだな?」
瑞希「いや…最初は違うよ…神童は最初、天馬に反発していたんだ。神童だけじゃない。チームの皆、天馬に賛成しなかった…」
道成「そうか…」
瑞希「そして、フィフスセクターから試合の勝敗を決められた」
道成「決められたのは?」
瑞希「神童達のチームの負けを決められた」
道成「そうか…」
瑞希「神童達はフィフスセクターの指示に従うつもりだけど、天馬は本当のサッカーをやり続ける」
道成「つまり、フィフスセクターに逆らうってこと?」
瑞希「うん、天馬はフィフスセクターの指示に逆らう。そして、試合するチームは天馬を徹底的に潰しにかかった」
道成「松風は…大丈夫なのか…?」
瑞希「うん、天馬はボールを取る度に神童にボールを渡すんだ。でも、神童はフィフスセクターに従う為、ボールを取らない。
でもね、天馬が神童にパスをし続ける事で神童は少しずつ揺らぐ。そして、ついに神童は天馬からパスされたボールを取りシュートを決めたんだ」
道成「やっぱり、神童もサッカー好きなんだな」
瑞希「うん!それで、神童は天馬と協力してフィフスセクターに逆らうの。
そして、今までフィフスセクターに従ってたチームメイトも天馬達を見て、フィフスセクターに逆らう。そして、ある試合で神童は足を骨折するの」
道成「……」
瑞希「そして、神童は暫くサッカーが出来なくなったんだ…」
道成「まるで今の俺みたいだな…」
瑞希「そうだね。それで、神童もキャプテンだったから新しいキャプテンを決めることになったんだ」
道成「それってもしかして、松風か?」
瑞希「うん…そうだよ」
道成「俺と似てるな…」
瑞希「そのあと、天馬はキャプテンになって、皆を導き、フィフスセクターに打ち勝ち、本当のサッカーを取り戻したんだ。これが僕の知ってるお話」
道成「本当に…俺と似てるな…その神童ってやつ」
瑞希「ふふ、それじゃあそろそろ僕は帰るね」
僕はそう言って、木枯らし荘へ帰る。
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スイジュ(プロフ) - 猫宮さん» 大丈夫です!誤字をした私の方が悪いので。指摘ありがとうございます! (2019年10月9日 23時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - 62話!発送→発想です!訂正ばっかで上からすぎるよね!ごめんね! (2019年10月9日 17時) (レス) id: 0864a9a45d (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - 59話!皆の中→皆の仲です! (2019年10月9日 17時) (レス) id: 0864a9a45d (このIDを非表示/違反報告)
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