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そして...
事務所から恋愛の許可が出た今
ずっと忘れられなかった
ずっと大好きだった彼女に会いに行って
自分の気持ちを伝えたこと
彼女もずっと同じ気持ちでいてくれたこと
そんな彼女と結婚前提で付き合っていること
それを...
誰よりもファンの子たちに応援してほしいこと
涼太は真剣に一つ一つ話していた。
" 結婚前提 "
突然出たその言葉にびっくりしたけど
嬉しくて...
嬉しくて...自然に涙が溢れた。
涼太の私に対する想いが詰まった会見だった。
みんながみんな応援してくれるわけじゃない
だけど一人でも応援してくれたら嬉しい。
そう...心から思った。
会見が終わり...
テーブルに置かれた雑誌を手に取り開いた。
" 黄瀬さんにとって大切な人はいますか? "
います。もう会えないっスけど...
人生で初めて好きになった子で
オレにとっては一生大切な人っス。
" 黄瀬さんの初恋の思い出ってありますか? "
ありまくりっス!
カノジョと過ごした全ての時間が思い出っス。
辛いことも嬉しいことも全部。
きっと死ぬまで忘れないっスね!
'" 黄瀬さんが今一番会いたい人って誰ですか? "
初恋の子っスかね。
まぁ、もう会えないんスけど。
スゲー好きだったんで(笑)
" 願いが叶うなら何を願いますか? "
昔に戻りたいっスかね。
大切な人をもっともっと
大切にできたんじゃないかって
もっと気持ち伝えとけばよかったって
いろいろ後悔してるんで。
戻ってやり直したいっスね
涼太のインタビューは
そんなことばかり書かれていた。
ここに出てくる...
" カノジョ "
" 初恋の子 "
" 大切な子 "
それは...間違いなく...私のことだ。
あんなに...
あんなに傷つけたはずなのに...
涼太は私を恨むどころか...
こんなにも想ってくれていたんだ
雑誌に...涙がポロポロと溢れて滲む。
" ガチャ "
黄「ごめん!待たせた...っス...
え...Aっち、泣いてるっスか?」
部屋に戻って来てそう言った涼太に...
私はぎゅっと抱きついた。
貴「ごめん涼太...
私はこの2年...
なるべく涼太を思い出さないように
涼太からずっと...無意識に背を向けてた。
でも涼太は...
ずっと私との思い出を大切にしてくれてた。
あんなに傷つけたのに...
恨んだり...嫌われても当然な私を想ってくれてた」
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suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした!☆10じゃ足りませんよ!!! (2022年4月16日 17時) (レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω`●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました(´-`).。oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです^^ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです!素敵な作品と言って頂け感謝感激です(><)これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:7nana23 | 作成日時:2019年4月13日 17時