story18 ページ18
青「ちゃんと戸締り忘れんじゃねーぞ」
大輝とご飯を食べに行って
私のアパートまで送ってもらう。
結局...涼太のドラマは30秒しか観れなかった。
それでも少しホッとしてる私がいた。
涼太が出るドラマなんだから...
彼女の私が観なきゃダメだって
勝手に自分でプレッシャーをかけてたのかもしれない。
さっき終わったばかりなのに
もうネットニュースでは高視聴率と話題になってる。
人気モデルと人気女優だもん。
そりゃー話題にもなるよね。
シャワーを浴びてリビングに戻ると
" ブーブー ブーブー "
携帯のバイブが鳴り響いていた。
慌てて画面を見ると
" 黄瀬涼太 "
今一番...声を聞きたい涼太から。
黄「Aっち?起きてたっスか?」
貴「あ、うん。今シャワー浴びてたとこ」
黄「あーごめん!じゃあ今髪濡れたままっスよね?」
貴「そんなの全然大丈夫だよー」
黄「あの...観た..っスか?」
どうしよう...
観たことは観た...30秒くらい。
観れなかったと言ったら傷つけるかもしれない。
貴「観たよー!!涼太かっこよかった」
私は涼太にバレてしまわないように
明るくそう言った。
黄「不安にならなかったっスか?」
貴「え?」
黄「イヤ...オレだったらきっと観れないなって。
大好きな彼女が自分じゃない人とキスとか...
って自分しといて何言ってんスかね...オレ」
貴「観れなかった。
観たのは始まって...30秒くらい。
だから本当は観れなかった」
黄「...不安にさせてごめんな。
でもホント!マジで!!!
オレ...Aっちだけっスから。
それだけ...今日伝えたかった」
涼太に嘘つく必要なかったね。
きっと涼太には私の気持ちが分かってた。
だから撮影の合間にわざわざ電話まで...
でも不安だった気持ちが一気になくなった。
ありがとう涼太。
それからは何故か普通に
涼太のドラマを観れるようになった。
大輝の部屋じゃなく自分の部屋でね。
そして3ヶ月がたった。
" 明日やっと会えるっス "
そんなメッセージが届いて...
私は浮かれていた。
完全に油断していたんだ...
迷惑かけてごめんね、涼太...
264人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
suzu4578(プロフ) - とっても素敵な作品でした!☆10じゃ足りませんよ!!! (2022年4月16日 17時) (レス) @page45 id: 2bb44b4795 (このIDを非表示/違反報告)
はるぴょん - もう号泣しました。青峰くんの優しさと、黄瀬くんの一途さにもう…好きな作品です。 (2022年2月24日 2時) (レス) @page45 id: 5b47857afa (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - Mさん» コメントありがとうございます(●´ω`●)青峰君今回も活躍してくれました♪そろそろ青峰君の小説も書きたいと思っていたので、、、少々お待ちくださいませ^ - ^ (2019年5月16日 21時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
M(プロフ) - 感動してしまいました(´-`).。oO今回も書く青峰くんも好きなので青峰くんも新しいの書いて欲しいです^^ (2019年5月16日 20時) (レス) id: 218cb5622c (このIDを非表示/違反報告)
7nana23(プロフ) - kirakirahikaru0さん» コメントありがとうございます!楽しみにして頂いてただなんて...嬉しいです!素敵な作品と言って頂け感謝感激です(><)これからも頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 6aff11dccc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:7nana23 | 作成日時:2019年4月13日 17時