第百七十二話 励ましの声 ページ35
エルザ side
〈エルザ･スカーレットって名前にしよう…おまえの髪色だ。これなら絶対忘れない〉
「動け」
〈おまえの髪の色だった〉
「…動けぇえぇぇえぇぇ」
「これで終わりだァ!!!もう一度天狼島の魔力をくらうがいい!!!
「うああああああ………」
ここまで……か……
「〔あきらめんのか？〕」
ジェ……
「〔エルザ〕」
皆……そうか……そういう事か……
すまない……
「うおおおおおおおおおおおおおお」
私とした事が………
肝心なことを忘れていたようだな
「な………」
私がみんなを守っていたのではない…
「こ……これは……」
いつだって守られていたのは私の方だ
「(オレの支配下にあるハズの天狼島の魔力が…エルザを加護した……だと？信念…絆…こいつらの本当の強さはﾞ個"ではなくﾞ和"なんてギルドだ…)見事」
「うっ…お…おまえ…その体……」
「
「ジェラールという男を知っているか」
「ああ…生存しているハズのゼレフの亡霊に取り憑かれ理性を失い、虚無の人生を歩んだ悲しい男…大切な人だったのか。すまなかったねあれはウルティアの仕業だと思う…評議院の目を一時的に我々からそらすための8年がかりの作戦と聞いた。恐ろしい人だね…マスターハデスが最も信頼しているだけの事はある」
「おまえたちはなぜそこまでゼレフを求める」
「世界の始まりの魔法……一なる魔法に近づく為か…ね」
「一なる魔法？それにたどりつけたらどうなるというのだ!!?」
「ジェラールはﾞ楽園"を夢見た……我々は…」
「オイ」
「……青髪の、少女に…とど、めを…刺す、ように命じ、遂行した…緑髪の、女に、すまない、…と、伝えて……お…け…」
「なんだと……オイ!!!……一なる魔法…ウェンディ…A…」
青髪の少女とは間違いなくウェンディの事だろう……となると緑髪の女とはA、か…
……Aが、ウェンディにとどめをさした…？
そんなハズはない…だってあのAだぞ……
しかしこのアズマという男がトドメをさしたのを見逃がすだろうか？
何か…卑怯な手でも使われてしまったのか…いや、今考えている暇はない
何にせよ急いでキャンプに戻った方がいいだろう…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
EMIKO(プロフ) - わかりました!!フォローしました!! (2020年5月11日 22時) (
レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - EMIKOさん» 報告ありがとうございます！小説の方にツイッターを張らせていただいたのでなにとぞよろしくお願いいたします (2020年5月10日 19時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - イラスト描けました!!夜分遅くにすみません、、、 (2020年5月10日 3時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
大和(プロフ) - EMIKOさん» ありがとうございます！楽しみに待っていますね！ (2020年5月4日 14時) (レス) id: ef283ab9cd (このIDを非表示/違反報告)
EMIKO(プロフ) - わかりました!!出来上がり次第お知らせします!! (2020年5月3日 12時) (レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：大和 | 作成日時：2020年4月29日 2時
