最近、彼女が何を言ってんのか俺にはわからねぇ... (ページ8)

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例８ページ8

瀬戸side

「ぶはっ、花宮なにそれ

中二病でも拗らせたの？」

その日朝連はなく

朝、普通に登校してくると、

どこかの中二病漫画の主人公のように眼帯をした花宮の姿があった。

それを見つけると、

原はすかさず、ここぞとばかりに

花宮を弄りに行った。

こいつは馬鹿なんじゃないだろうか、

と、たびたび思うが。きっと馬鹿なんだろう。

怖いもの知らずとはこの事だ。

当然のごとく不機嫌な花宮の顔が原の所為で三割増しになった。

「うっせぇ..物貰いだっつのッ」

「物貰いか、病院には行って来たのか？」

「あぁ、」

「そうか、早く治るといいな」

「...」

あぁ、少し照れてるな..

そんなことを思いながら俺は席についた。

花宮side

「...」

部活が終わり家に帰宅し、

風呂に入ろうと服を脱いでいると

左目の瞼が腫れているのを感じた。

「うわっ...」

鏡の前に立つと、案の定の目の腫れよう。

物貰いでも貰ったか？

そんなことを考えても拉致があかねぇな。

とりあえず、

＿＿＿＿＿眼科に行くことにした。

その日の朝は視界が悪く、

しかもどこぞのバカに中二病扱いはされるしで苛立っていた。

「まこ...と、...。」

昼休み、こいつの教室に迎えに行くと、

案の定の反応。

「何か言えよッ」

それにこいつは黙りやがるし..

「中二病？」

「テメェもか？(黒笑」

「どうしたの？発病？」

「テメェ、好い加減にしねぇと犯すぞッ(黒笑」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿

「ふーん、」

「”ふーん”ってどうでも良さそうだな」

「うん、真は真だし。

強いて言うなら、待ちうけにするから写メらせて？」

そういいながらこいつは

徐に制服のポケットから携帯を取り出し構える。

「ｲﾗｯ..」

「冗談、半分くらいは..いや、四分の一くらいかな..」

「オイッ」

「とりあえず、不可視境界線でも探しに行く？」

「何時までそのネタ引っ張って行つもりだ？あぁ？」

「真の物貰いが直るまで。

だから、

　

　

＿＿＿＿早くよくなってよ」

あぁ、きっと。

俺がこいつに勝てる日は来なさそうだな..

１勝８２敗。

最初の”１勝”の話しはまぁ、気が向いた時にでも。