最近、彼女が何を言ってんのか俺にはわからねぇ... (ページ3)

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例３ページ3

瀬戸side

あまりの周りの騒音に目を覚ますと

コントローラを握りしめた不機嫌な花宮と、

それを見て口元がつり上がっている原、

その二人を傍観している古橋、

あと、ついでにザキもいた。

「..ねぇ、なんでお前ら友人活用しないの？」

ふと画面を見ると、

好感度もわからずにから回ってる主人公が映っていた。

「えーだってこいつ、

登校初日から馴れ馴れしいじゃん」

「絶てぇ裏あんだろっ」

「考えすぎだろ...なぁ、瀬戸

起きたんならこいつらなんとかしてくれよっ

さっきからずっとこうなんだよっ..」

今更だが、起きた事を後悔した。

「で、一人くらいは攻略出来たの？」

「いや...一人も、」

「お前らいったい何やってたの？

まぁ、想像は付くけどね..」

「もーうっ難しいすぎじゃんっ

めんどくさーい。やめようよー疲れたー」

ゲームしながら花宮をからかうのに飽きたのか

原はベンチに寝っ転がりながら

膨らませたガムをパンッと割った。

「テメェが言い出したんだろうがッ

ここまできたら

雪村攻略するまで帰さねぇよッ(黒笑」

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ストーリーも中盤に差し掛かり、

雪村が山田のを押し倒すシーンまで来ると

"ﾄﾞｻｯ..(え..私、雪村君に押し倒されてる..?"

"A..."

「ｲﾗｯ..」

今にもコントローラを壊しそうな花宮がいた。

「ぶはっ、ちょっ..

何、こんくらいでイライラしてんのっ

マジウケるんですけどー

どんだけ花宮、Aちゃんのこと好きなのさ」

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”え、ここが雪村君のお家？”

”うん、そうだよ。

家には使用人しかいないから気を使わなくてもいいからね”

「やべぇ..雪村ハイスペック過ぎんだろ..」

「だねー、金持ちでスポーツも万能でしょ

テストも毎回学年一位、

それにイケメンでー性格もいいしー

ねぇ、これ。花宮勝ち目なくね？」

「花宮が唯一勝てるところと言えば、

勉強くらいのものだろうな..」

「性格に関しては

花宮が勝てるところなんて１ｍもないよねー」

「テメェら好き放題言いやがってッ..

覚悟は出来てんだろうなぁ？！」

　