#39 一心同体 ページ40
クラウド「イマジナリー…フレンド?」
セフィロス「幼き頃よりAの心に存在していた架空の存在…Aはこの星を愛し、勇気づけられていた。その存在こそが私なのだと…
つまり、私とAは一心同体というわけだ。
どうかなクラウド。これでもまだ異論を言うつもりか?」
クラウド「そんな馬鹿な…ありえない…あんたがずっとAを知っていただなんて…
でたらめだ…」
するとセフィロスはおもむろにAの胸に手をかけた。
クラウド「っ!…やめろ!」
セフィロス「あぁ命というのは美しいな…なぁ、クラウド…Aのたおやかな鼓動がお前にも聴こえるだろうか。…この心臓を握りつぶせば私はどうなる」
クラウド「やめるんだ!
…お前、わかっているのか。
歴史を大きく変えると、Aはお前の記憶から消える。何もかも、忘れてしまうんだぞ!?
…アンタはそれでいいのか?!」
セフィロス「…」
しかしセフィロスは動揺もしなければ、笑みを携えてAの眠るベッドの傍へと跪き、ゆっくりとAの頭を撫でた。
セフィロス「あぁ分かっているとも。
Aが私を忘れてはこの計画が全て無駄になってしまう。
だから私は儀式をする事にした。
まだ完成ではない。だが…確実に私へと近づいてきている」
クラウド「そう言えばさっきから儀式がと言ってるが、儀式とはなんだ?あんたの本当の目的は?」
セフィロス「…この世界において、歴史を覆す行為をするのは禁じられている。
ましてや、スマブラ寮の雑用係と世話係などという子どもの戯れ事のような物に私は心底腹が立っている。
それはお前も同じだろう、クラウド」
クラウド「違う。Aがスマブラ寮に来て、俺は仮の世話係になった。
そうじゃなければ俺たちは出会う事すらままならなかった。あいつと過ごした1日1日、全てが無駄なんかじゃない、大切な記憶だ。
きっとアンタにはわかるはずもない」
セフィロス「必然だと思うのか。お前とAが出会った事を…大切な記憶だと?つまらない。
私はAとひとつになる。そうしてAは消失と共に私の中で永遠となる。
そう、思い出の地に還るのだ。私の中にずっと…
髪の色が変わっているのも、私の細胞を取り組んでいるためだ」
クラウド「…っっ…
ふざけるなっ!」
セフィロス「さあ終末だ、クラウド…
存分に立ち向かうがいい」
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R*I*S*E(プロフ) - ヤングなゼアノートさん» コメントありがとうございます!そうです。(意味深)なんですよ!😁倒したはずなのに、またふらっと夢主達の前に現れそうですね(笑) (2021年11月9日 8時) (レス) @page46 id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ヤングなゼアノート - やはりセフィロスは夢主の星となったか…(意味深) (2021年11月9日 0時) (レス) @page47 id: c4f3196c1b (このIDを非表示/違反報告)
R*I*S*E(プロフ) - ライラさん» ライラさん!いえいえ、じゃんじゃんコメントお待ちしてます(^^)そうなんですよ!作者は何度もFF7のクラウドとセフィロスの会話シーンを見て研究してました!(笑)本編でも似たようなセリフがいくつかありますね(^^)ベレス先生は地味に無くてはならない役所です☆ (2021年5月4日 21時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
ライラ - 何回もコメントして本当ごめんなさいm(_ _;)m今更なんですけど所々FF7のセリフが散りばめられていたのに愛を感じました。あとベレス先生もいい役してますね! (2021年3月30日 10時) (レス) id: 0b6a0d6dce (このIDを非表示/違反報告)
R*I*S*E(プロフ) - ライラさん» ライラさん、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます(><)ふたりとも私の中でお気に入りキャラです!楽しんでいただけるのであれば幸いです☆ (2021年2月25日 0時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
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