【NARUTO×結界師】守りたい命の分だけ強くなってやるさ。【映画編 - 3】 (ページ13)

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第15話ページ13

A「サクラ、お願いだ。

ここから出してくれ」

サクラ「でも、綱手様は......」

ナルト「サクラちゃん」

サクラ「ん？」

ナルト「足元の鈴、見えるか？カカシ先生から渡されたんだ」

ナルトの足元に転がったままの鈴を手に取るサクラ。

ナルト「覚えてるだろ。あのとき先生教えてくれたよな。

掟を守らない奴はクズだが、仲間を大切にしない奴はもっとクズだって。

俺は、仲間を守りたいだけなんだ！いつだって、サスケのときだって！今度だって......！カカシ先生をこの手で連れ戻したいって、思ってるだけなんだ！」

サクラ「......」

必死に熱弁するナルトを見て、

私もいても立ってもいられなくなった。

A「サクラ」

サクラ「......」

A「私もこの手で、仲間であるカカシを連れ戻したい。

お願いだ、この牢を破ってくれ」

ナルト「サクラちゃん......！」

サクラ「なんで二人で追おうとしたの！」

ナルト・A「！」

サクラ「最初から元祖カカシ班のあたしに声を掛けていれば......！」

怒りを我慢するかのように

プルプルと拳を震わせたサクラは、

やがていつもの怪力で

牢の鉄格子を壊してくれた。