第31話 ページ31
サーラも龍脈の源を止めることに成功したようで、
つい先ほどまで
ムカデを回復させていたエネルギーの光も
特に現れることはなかった。
だが――。
ムカデ「忍五大国......歴史は俺の思うがままになるはずだった......！ただでは死なん。お前らすべて......龍脈ごと滅んでしまえぇぇぇ！」
刹那、
大きな爆発音と共に
ムカデは再び動き出した。
そう、
本当の龍脈が眠る
湖のようなところに向かって――。
ミナト「まずいな。龍脈の暴走が始まった」
鋼夜「A、早く離れるぞ」
A「あぁ」
地面が大きく揺れ動き、
正直立つためのバランスを保つのも一苦労だ。
ナルト「サーラ！早く逃げろ！」
A「バカナルト！こんな状態であの子が逃げれるわけねぇだろうが！」
ナルト「！」
結界を利用してサーラの元へ向かい、
彼女を小脇に抱える。
サーラ「A！」
A「大丈夫かよ、サーラ」
彼女を結界の上に降ろし、
顔に掛かっている赤い髪をどかしてやる。
サーラ「(かっこいい......)
はい！」
鋼夜「(この女、同性までも堕としてやがる)」
A「しばらくここにいろ。地面は危ない」
ナルト「だ！誰かぁぁぁ！」
A「あいつ......！」
鋼夜「A！」
鋼夜を結界の上に降ろす。
サーラ「ナルト！A！」
サッ。
サーラの叫び声を背に、
私は結界から勢いよく飛び降りた。
ナルトとミナトさんが同時に――。
これでは距離があって
結界をうまく張ることができない。
どうする、自分！
テンゾウ「木遁！」
だが、
そんな聞き慣れた声と共に
上から木が伸びてきたのを見て、
私は足下に結界を張り、
即座に自分の身の落下を防いだ。
彼の木遁は、
相変わらず落下していくナルトと
ミナトさんを包み込み、
龍脈の元へと引っ張り上げていく。
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NASHI(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます！最高の褒め言葉です！ (2021年9月21日 0時) (
レス) id: 6c37ac4e06 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月10日 9時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NASHI | 作成日時：2018年1月13日 11時
