87 ページ47
小鈴side
しばらく走っていると、彩ちゃんと男子6人がまがりかどからでてきた。
彩+?×6「藍/片割れっ!」
えっと、誰?
彩ちゃんが驚いたような顔をする。
彩「小鈴ちゃんっ?!」
彩ちゃんと謎に顔面偏差値高い男子6人が私達の所に駆け寄ってきた。
彩ちゃんが心配そうな声を出す。
彩「藍…」
藍ちゃんが少し笑う。
藍「心配しないで。薬飲んだから。」
藍ちゃんがそう言うと彩ちゃんが何を言っているんだと言わんばかりに言い返す。
彩「そういう問題じゃないでしょ?!
院内学級に顔出しに行ったんじゃないの?!
てかなんで小鈴ちゃんが居るの?!」
あ、そうだよね。説明しないと。
若「おい、その小鈴って誰だ。」
そういうあなたも誰ですか←
私は自己紹介も兼ねて説明しようと思い口を開いた。
崎「崎原小鈴です。
藍ちゃんと彩ちゃんのクラスメイトです。
あの、こんなことになったのは半分くらい私のせいで…」
そこまで言った時に藍ちゃんにそれを遮られた。
藍「それ、内緒にしとい、て。」
え、なんで?
崎「彩ちゃんにも?」
そう尋ねると藍ちゃんは苦しげに頷いた。
きっとこの事を隠したいのだろうと察し、
彩ちゃんにも言わないで藍ちゃんだけに相談すると心に決めた。
藍ちゃんが彩ちゃんの方をむく。
藍「彩、家に電話かけて、車だしてもらって。
歩けそうにないから。
後、小鈴ちゃんが家に泊まる手配もして欲しい。
もしアレだったらkzも泊めていいし。」
え、本当に泊めてくれるんだ。
走ってる間に「今日どうしようかなぁ…」って言ったら、
藍ちゃんがどうしたのって聞いてくれて、私が帰る家がないことを言ったら、
泊めてあげるよって言ってくれたんだよね。
私は小3くらいから一人暮らしだった。
けど今日はお父さんが説教をしに来るだろうから、帰る家がないと言っても過言ではなかった。
お父さんは私が気に入らないことをすると、長々と説教をし、時には怒鳴り、蹴り、殴り…
これが毎日でないことが救いだった。
けど今日ばかりはお父さんが家を乗っ取るだろう。
お父さん合鍵持ってるし。
彩「…ずちゃん、小鈴ちゃん、小鈴ちゃん!」
あ、ごめん。
彩「大丈夫?車来たよ?」
崎「ごめん、ありがとう。」
彩「乗って乗ってー!」
私はよろしくお願いしますとだけ言って車に乗り込んだ。
39人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りぃあ♪#(プロフ) - 芽依さん» ありがとうございます!そんな風に言われたのは初めてなので嬉しいです! (2021年7月26日 20時) (レス) id: 7e6666c842 (このIDを非表示/違反報告)
芽依 - めっちゃ面白いです!今まで見てきた中で最高っす! (2021年7月26日 20時) (レス) id: 41e57318a8 (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - りぃあ♪#さん» りょ! (2020年1月7日 21時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
りぃあ♪# - 彗さん» 知ってるよ〜見たよ〜(笑)じゃ取り敢えず彗って呼ぶんでよろしく←(何から目線だよ) (2020年1月7日 21時) (レス) id: 77648adcbf (このIDを非表示/違反報告)
彗(プロフ) - りぃあ♪#さん» そうだよw呼び方は何でもいいよ〜彗でもKでもどちらでもいいよ!けいけいってあだ名もあるw一人称も変わった!あと名前変える時ホムペ書いたよ? (2020年1月7日 20時) (レス) id: 70bbe6910f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りぃあ♪# | 作成日時:2019年10月26日 23時