「恋」って言うから「愛」に来た【ソロモン】

恋愛£2 ページ4

？「なあ」


青い髪の色をした男の子が話しかけてきた


見た感じ強そう…


「…何？」


少し構えながら答えた


？「そう、構えるなよ。お前、マゴイが多いようだな」


「…そうよ、あなた達も同じみたいね」


？「…やっぱり、ただ者じゃないな…」ボソッ


「…？」


？「お前、こんなことして楽しいか？」


「…」


本当は…本当は…


「本当は、こんなことしたくない…」


？「なら、やめればいいじゃないか」


「…そう簡単に言うけど、無理なのよ…」


足が床にこびり付いてる、だから無理



？「できるさ。お前はやろうとしなかっただけ」


「…！そう、かもね…」


？「…生きたいか？」


「…！」


？「このままだと、お前はマゴイを取られすぎて死ぬぞ」


「…」


死ぬ…のか…

最後に、みんなに会いたかったな…

でも…最後はイヤ

外の世界を…見たい


「………………………うん」


小さく頷いた


？「なら、俺と来い！」


と、その人は結界を気にせず入ってきた


バチバチ！

ブシュ

「…！！？」


な…正気！？


私が唖然してるとその人は手を出してきた




「…え？」




？「生きるために俺と来い！」


ぐいっ



その人は私の手を掴んだ



「あなた…誰…？」








私が問うと





その人はニッと笑って




「ソロモン。」




そう言ってブチブチッと私を床から剥がした




「あっ…」




ソロ「お前の名前は？」




「…A…」


ソロ「A、お前は生きるために俺と来るんだ。わかったか？」





じっと私の眼を見て話すその人の眼は


深い深い青…本の写真でみた海みたいに青かった




ドクン



この人についてきたら、何か変わるだろうか



知らなかったことがわかるだろうか



そういう興味が湧いてきた




「…いく」





ソロ「よし！」ひょいっ



「っ！？」


私が答えを出すと、抱き上げた



ソロ「イスナーン！ウーゴ！いくぞ！」




イス「おう！」


ウー「あっ、ちょっ、杖！忘れてるよ！」



私の杖…！


ソロ「ウーゴ！持ってこい！」




そう言って彼は私を抱えたまま飛んだ




「きゃっ…！」



ソロ「しっかり捕まっとけよ！」








こうして私の人生は彼によって変わった

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