恋愛£8 ページ11
ソロ「フッ)冷たい奴だな」
そう言ってソロモンは外に出ていった
ドクン
「…え?」
冷たいって…私が…?
私はいつもみんなのために…!(ハッ…
さっき、迷ってたから?
ソロモンはすぐ外に出たけど私は迷ったから?
このまま外に出ればシバとあの「塔」に戻ってしまうと思ったから?
私は外の世界を見たいと思ってシバをこのまま放って置こうと…
…違う、そんなんじゃない…
シバと一緒にここで暮らせばいいんだ。
「塔」じゃなくて、「抵抗軍」に。
なんでこんなこと考えなかったんだろう…
…いつも、人の言うこと聞いてたからかな…
変わろう。自分の意思で動くんだ…!
「待って!!」
私は走り出した。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、」
暑い…!太陽がジリジリしてて…
でも…「塔」の中だったらこんなの感じられなかった…
熱いも寒いも…何も感じれなかったあの頃とは違う
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
足が痛い。息が苦しい。
運動なんて、あんまりしたことない
だからキツイ…けど…
ブワッ
「…!」
走り続けてると風が吹いた
「…気持ちいい」
ああ…
私…もう、自由なんだ…
キャーーーッ!!!
「っ!?シバ…!?」
そのとき、シバの叫び声が響いた
声が聞こえた方向へ走り出すと…
ズンッ
シバ「!!あ…あなたは!」
「はぁっ、はぁっ…っ!」
ソロモンがシバを異種族から守ってるとこだった
シバが…ソロモンが危ない!!
私は杖を構えて魔法を唱えようとしたとき
ソロ「…」ぐいっ
ソロ「おまえ、力も強いしいい爪してんな。」
「なっ…!」
ソロモンが異種族を掴んで話しかけてる
あぶな…
ソロ「大丈夫、きっと将来勇敢なマンテイコアの戦士になれるぜ。だからもう今日は母親のところへ帰んな!」
シバ「……!??ハァ!!?」
「…」
この人は…
かつて人間を食べていた異種族を…殺そうとしないの…?
なぜ…?
ドクン
…?なんだろう…
私は人間には興味など持たないはずなのに
私はこの人を
知りたくなった。
ソロモン…
あなたは一体、何者なの?
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莉蘭 - かわいいです (2018年1月4日 16時) (レス) id: 4eb39cb304 (このIDを非表示/違反報告)
りぃりぃ♪(プロフ) - 色欲の罪ムギさん» ありがとうございます!! (2015年8月5日 9時) (レス) id: d0ff960d86 (このIDを非表示/違反報告)
色欲の罪ムギ(プロフ) - とっても面白かったです! (2015年8月4日 15時) (レス) id: 767de012cb (このIDを非表示/違反報告)
りぃりぃ♪(プロフ) - アニオタ☆さん» ありがとうございます! (2014年12月25日 19時) (レス) id: d0ff960d86 (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ☆ - 面白いです (2014年12月25日 14時) (レス) id: bc8da3bdd9 (このIDを非表示/違反報告)
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