【黒○】雨 降 る バ ス ケ 部【裏切り】

6▼見えない嘘×すれ違う心 ページ8

みんながそろって朝練が始まった。

誰も昨日のことを聞かず
私を咎める人もいなかった。




そして優奈ちゃんと
ふたりっきりになる機会ができてしまった。

だから思いきって恐る恐る尋ねた。


「優奈ちゃん……
どうして………私にこんなこと、するの……？」





川田「えぇ・？何のことカナぁ？」

とぼける優奈ちゃん。


それでも私は信じたい。





「友達だよね………？」

川田「なぁんて♪ウソ。


トモダチだからこそ嫌われてよ」


「そんなの………友達じゃない!!」

私は怒鳴った。




信じる、なんて夢物語？



「じゃあ、何？」



───友達って何？



そう訊かれて
私にはこたえられる自信がなかった。





・





そして



私の日常は



取り返しのつかないことに
なってしまうのでした─────

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