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コナンside
新一「あったあった!!」
コナン「それより、どういうつもりなんだ、オメー!!」
新一「お見通しのくせに…ふん…あれだよ…」
顎でクイッと上げた
コナン「……え?」
俺も上を見る
コナン「あれは園子の…」
すると怪盗キッドは喋り始めた
新一「19世紀末…」
コナン「!?」
びっくりした
新一「海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされていた伝説の秘宝…」
紺青の拳か
それが怪盗キッドの今回の目玉ってわけだな
新一「世界最大級のブルーサファイア、別名「紺青の拳」…去年、ジョハン・チェン氏が引き上げに成功したビッグジュエルだよ…ジョハン・チェンと言えば、シンガポールの実力者の1人だ…。そう、そして、このおっさんは武道が大好きでな…宝石をチャンピオンベルトに埋め込み、空手トーナメントの開催を決めちまった。」
テレビのニュースで良くやっていたから知っている
コナン「伝説の宝石は、優勝者の手に、か…。金持ちの道楽だな…」
新一「そういうこと…トーナメントのどさくさに、宝石だけいただいちまおうって考えてたんだけど…キッドとして入国するわけにもいかないだろ?」
らしい。キッドらしい考えだが
コナン「宝石狙うだけだったらオレまで連れてくる必要ねぇだろ!!」
新一「…今回はちょっとばかり特別でな…ま、事情はおいおい話してやるよ!」
おいおいかよ!?
コナン「テメー…」
新一「ヒヒ…」
蘭「あれ、新一?」
蘭の声が聞こえた
コナン「!?」
園子「またいなくなっちゃったの!?」
園子の声も聞こえた
新一「おっと、お呼びだ…」
コナン「待て!!キッド!!」
コナン「蘭に何かしたら…ただじゃ済まさねぇからな!?」
怪盗キッドは何するか分かったもんじゃねー!!
新一「わ、悪いが、それは保証出来ねぇな…」
コナン「だったら、今ここで…テメーの正体、バラしてやる!!」
新一「それは止めといた方がいい…」
コナン「!?」
新一「お前が入国できたのは、このスーツケースのおかげなんだぜ…手荷物検査のX線も通さない特別仕様…そして、中には12時間はもつ酸素発生機と長時間入っていても体が痛くならないスグレもの…この意味が分かるかな?名探偵…」
っ…、それがないと俺は日本に帰れないってとこか
新一「オレの助けがないとパスポートもないお前は、この国を出られない…日本に帰れなくなるってことだ!!」
やっぱり…
コナン「くっ…」
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作者名：未来ーミクー | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2019年10月25日 22時
