【黒バス】君のその顔、崩してあげるよ？【短編集】

【　幸せに・・・そのせいで　】　　*花宮真* ページ21

花宮 「よかったな、それはよかった。俺もうれしぃぜ？」

貴方 「あ・・・ありがとっ・・・う？」


まだなにもわかっていないような顔。
俺はそれを見下ろす。


花宮 「嬉しい。いや・・・おめでたいか」

貴方 「・・・？」

花宮 「これでお前を俺の物にする決断ができた」

貴方 「え・・・？」


迷っていた。
心のどこかで「こいつを俺のものにしていまえばいい」
なんて考えがうかんでいたんだ。


でも、お前の幸せっていう俺らしくねぇ考えがそれを邪魔した。
だけどこれでおわりだ。

そんな考えきえちまったよ。


その嬉しそうな表情。
俺の大嫌いなその表情。


花宮 「・・・・・」


寝室のAをつれていく。
俺の部屋とは別の。


昔お前がよく遊びに来てたこの部屋に。


花宮 「ごめん」

貴方 「まこっ・・・・・・・・・」


(ガッ)


頭をおもいきり殴る。
気絶させるために。


Aの軽い体をもちあげて部屋のベットに縛り付ける。
だらっとだらしなくたれた細く白い腕。



花宮 「・・・・・・」



この部屋をみてるとあの時の約束を思い出す。




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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


貴方 「まこちゃん！！」

花宮 「なんだよ、うるせぇーな」

貴方 「あのねっ、まこちゃん！！私、まこちゃんと幸せに暮らすね！！」

花宮 「は？なんだそれｗｗ」

貴方 「結婚するって事！いわせないでよっ！！」

花宮 「お前と俺がか？」

貴方 「そーだよ」

花宮 「嫌だ・・・・・「えっ」なんて言うわけねぇだろ////」

貴方 「・・・っ！！まこちゃん大好きぃ！！」


・・・・・・・・。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




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・


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花宮 「あの時に・・・もどりてぇよ」


目からなにかがあふれだす。


花宮 「くそっ・・・・ばぁか。ばぁかばぁかばぁーかっ・・・・・」


顔で手を覆って声を押し殺して泣いた。
声をださずに、一人で・・・・泣いた。



『 一緒に暮らす 』


それはかなえられたかもしれねぇ。
だけどきっとお前が望んだのはこんなんじゃない。


かなえられなかった。



・




・




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・




・


『 まこちゃんと幸せに暮らすね！！ 』


俺が、あいつの幸せを考えたのはこれのせい。




てにをは様、舞様のリクエストです♪
あれ・・・・？これ束縛ってかんじですが(；´∀｀)

リクエストありがとうございました！

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