少女の髪と、皇子様【練紅覇】part6 (ページ19)

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【第218話:しみじみ】ページ19

『紅明様…いらっしゃるかな…いなかったらどうしよ…』

朝食(昼食w)が食べ終わり、廊下。

(早いとか言わない←)

早速勉強を教えていただけるか聞きたいのだが。

『紅明様の部屋って何処だったっけ～…』

なにせ王宮は広い。大変だ。

　

　

そして、角を左側に曲がった私。

すると、

　

『あっ！！！』

「おや、こんにちはAさん。

帰ってきてから話すのは初めてですね。」

紅明様だ

何と運のいい((

まったく。角を曲がれば出会えるとは何処のありきたりな話なんだろう

まぁそれはおいといて

『こ、紅明様！！おは…こんにちは！！』

そうだ。今は昼間だ。

『ま、また、私に、

…勉強を教えて頂くこと、は、出来ませんか…』

胸に手を当てて言う。

一瞬「？」を浮かべた紅明様は、「！」と表情を変え、言った。

「…ええ、私でよければいつでもお相手致しますよ。

いつでも部屋に来なさい。教えますよ。」

にこ、と笑った紅明様。

『わ…』

　

『笑った紅明様、初めて見た』…と思いながら、
しみじみ嬉しさが込み上げてきた。