第五十五斬 霊力。 ページ6
「なんと……」
(見よう見まねであのような威力を発揮する赤火砲を撃つとは……!)
ざりりと、Aが土を踏みしめる。
「あ、避けられちゃったか……。やっぱりタダ者じゃないなぁテッサイさんも」
たかがモノマネだしね、と続けてもう一度腕を組む。
「今度こそ」
名前を叫ぼうとした瞬間、背後から両腕をしっかりとつかまれた。
「お疲れさまッスAサ〜ン♡……レッスン1クリアっス!」
「……店長」
間抜け声を出す浦原に、思わず気が抜けるA。
「しっかし、鬼道を見ただけで覚えちゃうとは……。流石Aサン、
アタシが育ててきただけのことはありますねぇ♪」
「黒崎君はいいんですか、放り出してきたわけじゃあないでしょうね」
腕を振り払いながらそう聞くと、浦原は扇子を取り出し口元を隠した。
「ありゃ、やっスねAサン。褒めたのにガン無視っスか」
「店長と話してると気が抜けるんです。……ってあれ、テッサイさんは」
「Aサ〜ン……」
情けない声をあげつつ、Aの霊力を目で推し量る。
(鬼道を撃つにはそれ相応の霊力が必要……。
発禁鉄痒はそう簡単に解けないハズなんスけどね)
「で?どうなったんです黒崎君は」
「ああハイハイ。黒崎サンはたった今レッスン2に入りましたよン。
テッサイサンにはやってもらわなくちゃいけないことがあるんで
そちらに向かってもらいました」
クリアしたんだ……と一安心するAを見る。
「さて、Aサンも次のレッスンに進んでもらいませんとね。時間が無い」
「確かに、休む暇も惜しいですね。……で、次はなんですか?
まさか店長とこうして駄弁るってわけじゃないでしょうけど」
「アタシとしちゃあ…………その方が、楽でいいんスけどね」
妙に間を取りながら話す浦原に怪訝な目を向けると、
二ヘラとした笑いで返された。
「レッスン2、始めましょうか」
「え……」
生身のまま?という疑問を口に出す前に、浦原が素早く陣を切る。
「レッスン2は……」
ラッキーカラー
あずきいろ
今日の斬魄刀は?
風死
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yui - 頑張ってください! (2019年11月15日 22時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (2019年5月11日 23時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます。完結ではありません。自分の中でのストーリー構成に狂いが生じてしまったので現在更新停止のような扱いにさせていただいております……設定が完結になってしまっているので直しておきますね。ご指摘ありがとうございました。 (2019年5月11日 22時) (レス) id: 73159258cc (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 終わりになってますがこれで完結なのでしょうか? (2019年5月6日 13時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/rahdbci4/ ←こちらの短編集にて、夢主ちゃんと店長の短編を一つ投稿致しました。店長のお誕生日についての前日譚です。ご興味がありましたら是非。 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 73159258cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雲風 | 作者ホームページ:https://twitter.com/?lang=ja
作成日時:2015年3月28日 19時