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第七十一斬 驚愕。 ページ21

「お疲れ様井上さん。……あ、大丈夫かい!?浦原さん」
「あ、石田くん」
「ありがとう、大丈夫だよ」

いつまでも不安がっていてもしょうがないので、私たちは
井上さんを交えて夜一さんたちのもとに向かった。
古ぼけた大きな屋敷だ。どうやら、この地区の長老さんの家らしい。
「揃ったな、座れ。これから我々のとるべき行動を話して聞かせる」
中に入ると、夜一さんに声をかけられた。茶渡君はその隣にいる。
……迷惑をかけてばかりの自分が、なんとなしに情けなく感じた。


* * *


……あの後。

謎の男……ガンジュさんの乱入によって、黒崎君がひと暴れ。
男同士のプライドの戦いの最中、今度は嵐のように去っていくイノシシ。
黒崎君は相手から仕掛けられた戦いを放置され、怒り心頭だった。
そして、その翌日。この家で昨日の男を待つと頑としていた黒崎君
ではあったものの、夜一さんに説得され……今に至る。

「なぁ……なんか随分村外れまで来ちまったみたいだけど……
ホントにこっちであってんのか?……なーってば!」
「うるさいな!」

私たちが向かっているのは、志波空鶴(しば くうかく)という人物の家。
なんでも、門をくぐらずに瀞霊廷に入る唯一の手段を知る人物らしい。
……なんだか、嫌な予感しかしないのだけれど。
「……おっ、見えてきたぞ。あれじゃよ」
意識が現実に引き戻される。そしてそのまま、私は前を見た。
「……こ……」
「これは…………!!」
「……は?」
そこには。

「なっ、一目でわかるじゃろ?」

家の両端から伸びた、屈強な両腕。それらがつりさげているのは、
この家の所有者であろう人物の名……『志波空鶴』の四文字。
開いた口が塞がらないとは、まさにこのことだった。

第七十二斬 金銀。→←第七十斬 損傷。


ラッキーカラー

あずきいろ

今日の斬魄刀は?

風死


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yui - 頑張ってください! (2019年11月15日 22時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (2019年5月11日 23時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます。完結ではありません。自分の中でのストーリー構成に狂いが生じてしまったので現在更新停止のような扱いにさせていただいております……設定が完結になってしまっているので直しておきますね。ご指摘ありがとうございました。 (2019年5月11日 22時) (レス) id: 73159258cc (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 終わりになってますがこれで完結なのでしょうか? (2019年5月6日 13時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
雲風(プロフ) - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/rahdbci4/ ←こちらの短編集にて、夢主ちゃんと店長の短編を一つ投稿致しました。店長のお誕生日についての前日譚です。ご興味がありましたら是非。 (2017年12月25日 19時) (レス) id: 73159258cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雲風 | 作者ホームページ:https://twitter.com/?lang=ja  
作成日時:2015年3月28日 19時

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