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story3 ページ3

黄「ごめん、ちょっとイイっスか?」




先生はそう言って、
囲まれてる女の子たちの輪から抜け
私の方に来た。







真っ直ぐ...
私を見る瞳が綺麗すぎて...



一気に鼓動が高まり...
私は視線をズラした。








黄「夕希...A?」


貴「え...あ、はい」




少しだけ...不思議そうに私の顔を覗き込んで
私の名前を言った先生。





黄「バスケ部主将か。
オレが今日から顧問っス!
手加減は出来ねーっスよ(笑)

これからよろしくな、Aっち!」




そう笑顔で言いながら私を見て...手を出した先生。


私は...
差し出された手をそっと握って握手をした。






黄「バスケやってるの信じれないくらい
細くてすぐ折れちまいそうな指っスね!
まぁ、全体的に細身っスけど。
ちゃんと筋力つけとかないと
試合中吹っ飛ばされちまうっスよ!」




先生は私をジッと見てそう言った。


冗談っぽく言ってるのに
その瞳は真っ直ぐ私を捉えていて...
冗談じゃなく本気で言ってるんだなって思った。



ただ...
たったそれだけのやり取りなのに



心臓が飛び出してしまうほど
" ドキドキ " が止まらない。







頬が真っ赤になるのが...自分でも分かる。





貴「ちゃ...ちゃんと
ジムでトレーニングもしてるんで
筋力は自信あります!!」





そう言って...

私は逃げるように走ってその場を去った。









こんな真っ赤な顔...見られたくない。





こんな感覚...初めて...






圭太と初めてキスをした時も


圭太と初めて身体を重ねた時も





圭太以外の人と恋愛してた時だって...





こんなに心臓が
" ドキドキ " したことなんてなかった。









私...先生に一目惚れした?








これが...
誰かを自分から好きになる時の感覚?









先生の笑いながら私を見る瞳...


さっきの出来事なのに...

さっき出会ったばかりの人なのに...




" 先生 " なのに...




思い出しただけで胸が熱くなって

鼓動が速くなっていく。









間違いない...







私は " 先生に一目惚れした "









圭「A?」

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設定タグ:黒バス , 黄瀬涼太 , 黒子のバスケ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:7nana23 | 作成日時:2019年5月16日 12時

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