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貴「圭太...」
圭「顔赤いけど、体調悪いか?」
貴「あ、ううん。全然大丈夫 」
圭「そっか。ならいいんだけど。
今、黄瀬だっけ?先生と話してた?」
貴「あーうん...
女バス部顧問って挨拶で言ってたから
一応...主将だし...挨拶してた」
圭「新任だっけ?若えよな(笑)
うちのクラスの女子がイケメンだとか
キャーピーキャーピー騒いでうるせーの!」
貴「新任って言ってたね。
22歳くらい?
まぁ...私たちの方が若いけどね」
圭「確かに(笑)
てか、先生の挨拶ちゃんと聞くなんて
Aにしてはめずらしいんじゃない?
やっぱ...Aも...
あーゆーイケメンタイプだったりすんの?」
貴「えっ...なっ何言ってんの...
先生だし...そんな事思わないよ」
圭太に私の心の中を見透かされてしまった気がして
正直ドキっとした...
それに...
圭太に罪悪感を感じたから...
" 先生だし "
これは...私自身に言い聞かせる言葉だ。
圭「...だよな!!
それにAイケメンは見慣れてるしな。
兄貴も弟もイケメンだしなー
変な事言って悪りーな。
顧問って聞いて...なんかちょっと不安になった」
そう言って...
圭太は私を優しく抱きしめる。
貴「だっ...大丈夫だから。
ほら教室戻らなきゃ。時間やばい...」
私はそう言って...
私の気持ちを圭太に悟られないように
誤魔化して圭太から離れて教室に戻った。
圭太に抱きしめられているのに...
頭に浮かんで来るのはなぜか先生。
教室に戻ると...
黄「あ、Aっち!遅いっスよ?」
貴「えっ...」
教室には黄瀬先生がいた。
黄「はい!とりあえず早く席について!
オレが今日からこのクラスの担任っス。
新任でいきなり3年生とかオレも不安っスけど
オレなりに一生懸命頑張るんで1年間よろしくお願いします!」
まさか...先生が担任になるなんて...
びっくりしたけど...
心のどこかで嬉しいと喜んでる私がいる。
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作者名:7nana23 | 作成日時:2019年5月16日 12時