＊壊す蛇の憂鬱。３ ページ35
それは、なんてことない、いつも通りの日常で。
朝から無視され、いじめられて、でも芽衣とかいうヤツはAを助けて。
でも、その時はタイミングが悪かったのだろう。芽衣がいなくてA１人でいたら、クラスの
リーダー格の女子生徒が数人たかってAに脅し半分、というような口調で放課後残るように
言っていた。
そしてAも言うことを聞いてしまったんだ。
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やはり放課後、女子生徒たちは延々とAの悪口を言い続け、Aはそれにじっと耐えていた。
でも私には、それが腑に落ちなかった。
___________なんで言い返さないのよ。
＿＿＿＿＿＿あなただって悔しいでしょう？
＿＿＿＿＿＿勇気くらい出しなさいよ。
でもその思いはAには届かず、私の不満が積み重なっていくだけだった。
リーダー「あ、そういえばコイツ、家族全員死んでるらしいよ！」
女生徒２，３「うわぁ〜かわいそー(ｸｽｸｽ」
貴「！！」
今、 Aが、明らかに動揺した。
ビクッと肩を震わせ、涙をためてうつむいた。
リーダー「ホントなんだって！だいぶ前にウチのママと先生が話してるの聞いちゃった」
女生徒１「あっもしかしてその変な力のせいで死んじゃったんじゃない？だって物を壊す化け物な
んでしょ？」
女生徒２「言えてる〜ｗｗｗ」
女生徒３「じゃあ、コイツ人殺しじゃん！！」
女生徒４「サイッテ―」
壊す『なっ・・・！！？』
ひどい。
Aの、一番心に残った深い傷を、まるで遊ぶかのように本人に投げかけている。
おまけに人殺し呼ばわりまでして・・・！！
壊す(こいつら、いい加減に＿＿＿！)
その時、
また謎の既視感に追いやられた。
それも今までとは比べ物にならないくらい鮮明に。
壊す『う・・・あ・・・！！？』
頭が割れそうに痛い。
___＿＿『お姉ちゃん！』
(・・・なあに？A)
＿＿＿『お姉ちゃんはすごいね・・・また賞とっちゃった』
(・・・ううん、Aもすごいよ。Aはお姉ちゃんの宝物だもん)
______『えへへ…でも私、お父さんとお母さんには・・・』
(・・・お父さんとお母さんがどうかしたの？)
_______『・・・ううん、何でもない。私もお姉ちゃん大好き！』
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masa-kichi(プロフ) - 巫子さん» 最終更新からだいぶ日が経っているのにわざわざコメントありがとうございます！泣そう言っていただけてとても幸せです！こちらこそありがとうございました。 (2017年7月3日 18時) (
レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
masa-kichi(プロフ) - ミオナさん» お返事めっちゃ遅くなってしまってごめんなさい！＞＜日頃の妄想からの思いつきをぶっ込んだ作品なので、少々不安は残っていたのですが…。そう言っていただけてとてつもなく嬉しいです！ありがとうございました！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
masa-kichi(プロフ) - カノLOVEさん» お返事めっちゃ遅くなってしまってごめんなさい！＞＜この作品は初めて作ったものなので、今見返すと語彙力や表現力の無さで恥ずかしくなるのですが…そう言っていただけてとても嬉しいです！ありがとうございました！ (2017年7月3日 18時) (レス) id: 37fb7bf0cf (このIDを非表示/違反報告)
巫子(プロフ) - とってもいいお話でした(泣)本当に良かったです。有難う御座いました (2017年7月3日 17時) (レス) id: 343e14107c (このIDを非表示/違反報告)
ミオナ - 最高でした（泣）イイ話です (2017年6月17日 5時) (レス) id: 27a20bc8d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：masa-kichi x他1人 | 作成日時：2016年5月13日 16時
