第33話 ページ33
「でも、まだ1つ引っかかることがある。
君があの時言おうとしていた言葉。勢いに任せて言おうとしていた言葉、やっぱり何となく予想は着くんだけど…」
「…それは。」
私が言葉に詰まっていると、天祥院さんは私の方へと近づき、所謂顎クイをされる
「さあ、早くいいなさい？ここには天祥院英智と巴Aの二人しかいないはずだからね。
渉もきっと空気を読んでくれているはずだろう、だから僕達だけさ。」
あの時みたいにその深綺麗な青に見つめられる
「あー、もう。この一週間で、気づいたんですよ。あなたはどうせこれが狙いだったのでしょう？」
すると天祥院さんは微笑んで
「やっと砕けて喋ってくれたね。嬉しいよ」
「期間も短くて、気持ちを自覚してからはまだ日も浅いですけど、この心臓は憎いほどあなたを求めてます。
…大好きですよ、天祥院さん。」
ほぼ私の独白になる
「あなたのその目、優しさ、もしかしたら自覚してないだけで気づいてたかもしれないですね…ってなんか恥ずかしい。」
私はおもわず視線を逸らすと、天祥院さんは手を離して私にこう言った。
「ああ、やっと報われたよ。昔からこじらせて来たこの思い、アイドルとして失格かもしれないね。」
そして彼は私の瞼にそっとキスを落とす。
夕立ちがやみ雲間から光が差し込み、烏が風と共に切なさを語り鳴いた。
2人の政略結婚は、これにて愛を交えることになる。
ああ、どうか2人に永遠の幸せを。
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。 - 蓮見じゃなくて蓮巳です。 (3月10日 23時) (
レス) @page8 id: 4dba0393ab (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - ありがとうございます、めっっっっちゃきゅんとしました! 推しが…英智先輩になってしもうた……………もう最高すぎます! (2023年3月29日 8時) (レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
草林檎(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて恐縮です。改めまして、ご感想本当にありがとうございます。 (2022年8月2日 19時) (レス) id: c346cb75c8 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 英智の策士っぷりかっこよすぎでした‼︎新作も楽しみにしております‼︎ (2022年8月2日 0時) (レス) @page35 id: 2801323682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：草林檎 | 作成日時：2022年7月13日 23時
