奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ41)

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40話ページ41

『スバル！ちょっと適当に探してもダメ…スバルはあっちがわをお願い』

「わかった！！俺も探し終わったら連絡する！」

『了解！』

そういってスバルはAと逆方向へともうダッシュで走って行った。

Aも背を向けて走り泉がいそうな階へ行き階段を勢いよく上っていた

『(あの人はゆうくんへの執着心は気持ち悪いほどにある…だからこういう時はゆうくんが助けを求められない

音が聞こえずらい防音のレッスン室のところになる…だからこっち…

スバルには悪いけど、あなたが苦しめられるのは嫌だから…私1人で出来ることはしたい)』

そう思いながらAは1つずつレッスン室をしらみつぶしにしていた。

だが数が多いためばれずにはしたいが声を出してたたくしかできなかった

『…ゆうくん！…ここじゃない次は…ゆうくん！』

「…！…！」

Aが扉をたたいて行くうちにかすかな声が聞こえる部屋を見つけた

『ゆうくん！？大丈夫！？待ってて今開ける！』

「まってAちゃん！泉さんもいるし…それにAちゃんも逃げなきゃ！」

『けどゆうくんの方が！』

「人って慌てると…周りのことが見えなくなるよね」

『！！』

Aが扉を開けようとすると後ろには聞き覚えのある声が聞こえ、振り向く前には真横に手が置いてあった

『泉さん……何やってるんですか貴方は』

「それはこっちのセリフ…。天祥院に頼んだらゆうくんも一緒にあんたも来るって聞いたのに

全然見つからないし…、探したけどまさか自分から来てくれるのはありがたいけど」

Aはこっそり片手でピッキングをしていたが、泉に気づかれ強く腕を握られていた

そして痛みに耐えきれずにいたのか扉が勢いよく開かれ、Aは後ろに倒れる状態になっていた。

隙に腕を離そうとしていたが、泉は予想が出来ていたのかさせずにそのままAを押し倒していた

「泉さん！？Aちゃんに何やってるの！？犯罪だよ！？」

「こいつが逃げるのが悪い」

『は！？勝手にやったのはそっちでしょ！というかどいてくれません！

普通に警察呼びたいくらいなんですけど…変態ですかあなた』

「バカ力のあんたにはこれしか聞かないし…これでも一応男だから動けないからちょうどいいし

…それにあんたは慌てると余計にバカになるし、こっちにはゆうくんがいるから動けないでしょ」

『バカって何回も言わないでくれるとありがたいです』