奏でさせるそれが作曲家【あんスタ】 (ページ40)

今日:4 hit、昨日:17 hit、合計:105,253 hit

39話ページ40

スバルがわちゃわちゃしながら司と嵐をどけさせあんずがAの腕を引いていた

「そうじゃのう。姑息な手口を使うお主らは乙女でも騎士でもなくさしずめ姫を攫う盗賊といったところかのう」

「は？なんのこと」

「早めにTrickstarを潰して遊木真君の帰る場所を奪う」

『それから無理矢理移籍させ強引に自分達の物に…っていうところでしょ』

「あまり褒められたやり口ではないのう。ナイツの諸君」

Aは革新的ではなかったが零の言葉でその場の状況を理解していた

「一体何の話ですか？」

「いいのいいの。司ちゃんは気にしないで」

この話し方だと詳しく知っているのは嵐だけだと分かっていた

『その様子だと…なるちゃんが知ってるけど張本人は泉さんってことだね』

「…あたしもね強引なのは嫌いなのよAちゃんの言う通り泉ちゃんがご執心でね

勝手に新入りのあの子をどこかに連れて行っちゃったのよ」

「泉？ご執心？」

『勝手に練習室に入ってきた人』

「あいつか！おいうっきーはどこにいる！」

スバルが嵐に詰め寄ると、真は学院のどこかにいることは分かっ。助けに行こうとしたが出番が近いため零に止められていた

「うっきーが自分の意志でトリックスターを脱退したんじゃないならあいつはまだ俺達の仲間だ！

仲間は助ける！絶対に！」

そう言いながらスバルは学院内に走っていき真を探しに行った

「(これまで俺はずっとみんなに助けられてきた。支えられ続けてきただから今度は…俺がみんなを助ける番なんだ！

まだTrickstarは…希望の星は…消えてない！)」

スバルが先に走っていくとAもそれについて行くように追いかけて行こうとしたが嵐が手を掴み

「Aちゃん…私は行かないことを進めるわ」

『なるちゃん…ごめん。きっとなるちゃんも凛月も泉さんと同じこと思ってるのは分かる

けどね…たとえそうでも私は行くって決めたから。この先どうなってもね…

私は前に進むって決めたから、あれがトリックスターが今の私の光だからさ…んじゃ行くね』

そうやってAは嵐の手を勢いよく振り切りスバルを追いかけに行った

「(あの子が心から目が輝いていたの…久しぶりにみたわ…。けどね止めたのはもう1つ理由があるのよ

泉ちゃんは遊木くんと同じようにあなたを大切に思ってるから…ちょっと心配なのよ)」

「(Aが笑ってた………よかった)」