３０話 ページ31
｢今日バイト休みだから会社迎えに行くね｣
朝食を食べながらジョングクが言った。
｢うん。お願いします｣
私は素直にジョングクに頼ることにした。
｢素直でよろしい〜｣
ジョングクはニコニコしながら残りの朝食を頬張った。
2人で駅へ向かい歩いているとジョングクが聞いてきた。
｢そう言えば副社長の秘書はどうなの？｣
｢うーん、なかなかの四次元で疲れるよ。でも仕事はしっかりやってるかな｣
｢ふーん…ヌナとずっと一緒にいるとか…副社長嫌い｣
ムスッとして急に不機嫌になったジョングク。
ヤキモチかわいい！とニヤけてると後ろから不機嫌の素が…。
｢ヌーナー！！｣
話しかけるなって言ったのに！と思いながら振り返ると満面の笑みでテテが追いかけてきた。
｢今日もヌナ見ーっけ！おはよう〜｣
｢…おはよう｣
ちらっとジョングクを見るとさっきより不機嫌。
当たり前か。
｢ジョングク、テヒョンさん。うちの会社の副社長だよ｣
ジョングクにテテを紹介した。
｢………どうも｣
人見知りと不機嫌を全面に押し出してる。
｢彼氏のジョングクだよ｣
テテに一応紹介。
｢君がヌナの彼氏かー！僕テヒョン！よろしくね！｣
こちらはかなりわざとらしい挨拶…絶対分かってて声かけたな。
｢じゃ、テテ。またあとでね〜｣
｢え〜？ヌナ行っちゃうの〜？せっかく会えたのに〜！もう！｣
ヒラヒラ手を振って急いでジョングクの腕を引っ張ってその場を離れた。
｢ジョングク〜？グク〜？ぐったん〜？ぐぅ〜？｣
さっきから何度呼びかけてもムスッとしてる。
｢も〜機嫌直してよ〜！｣
｢…ヌナ、かなり仲良さそうだったけど…ヌナ呼びだしヌナもテテとか呼んじゃって…副社長なのに敬語でもなかったし｣
｢テテに脅されて…｣
｢どうせ強引に押し切られたんでしょ？ヌナはほんと押しに弱いから｣
｢えへへ…｣
ジョングクは全てお見通しで愛想笑いするしかなかった。
｢…あの人絶対ヌナに気があるよ｣
｢またまたそんな！｣
｢ヌナって鈍い！もう知らないからね｣
やきもち妬いてるしかわいい。
そう思ってるとまた勝手に顔がニヤけた。
｢何ニヤけてんの？｣
そう言ってジョングクがほっぺをつねってきた。
｢い、いたい！離して！｣
｢今夜覚えておいて！仕返ししてやるから！｣
｢えー！？｣
とか言いつつ喜んでる私はちょっと変態かも。
宣言通りその夜は寝かせてもらえなかった。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます！グクかっこいいですよね！そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です！これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります！ (2017年4月29日 16時) (
レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです！特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました！ (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます！！すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります！ (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ x他1人 | 作成日時：2017年4月12日 21時
