29話 ページ30
朝の電車は何度乗っても慣れない。
ジョングクと乗ってる時はさり気なく私を人混みから守るように乗ってくれる。
1人だと決して背が高くない私は人の波に埋もれて何回か目的の駅で降りれなかった事がある。
憂鬱な気分で電車に乗るとスッとテテが私を守るように乗ってくれた。
「ヌナ、小さいから大変だね」
「あ、ありがとう」
テテのさり気ない気遣いに不覚にもドキッとしてしまった。
今日は朝の考え通りテテに頑張ってもらい定時に仕事が終わった。
定時終わりをジョングクへカトクしてあったので会社の出入口まで行くとジョングクが待っていた。
「ジョングク、お待たせ」
「ヌナ、お疲れ様!」
ジョングクの顔を見たらなんだかすごく安心した。
やっぱり私にはジョングクが最大の支えで安心要素。
「今日は家で夕飯食べてのんびりしよう」
ジョングクの腕に自分の腕を絡ませお願いした。
「ヌナァァァァァ!なんですぐ連絡して来なかったの!?怒るよ!」
もう怒ってる…そう思ったけどそんな事言えるわけもなく
「ごめんなさい…」
謝るしかなかった。
昨日の電話の事をご飯やお風呂がひと段落したのでジョングクに報告したらこう言う結果になった。
「それどう考えてもストーカー!なるべくヌナと一緒に居るからヌナも1人で居ちゃだめだよ!ソヨンさんでも、なんならジミニヒョンでも良いから誰かと一緒にいて!」
「分かった」
「ヌナ?こんな大事な事1人で考えないで?」
そう言うと私の事をぎゅーっと抱きしめた。
その優しさにじんわり涙が溢れてきた。
「泣かないでよ〜。ヌナの事心配なだけだから。僕年下だけどヌナの事守ってあげれる自信あるよ。もっと頼ってよ」
「うん…分かってる…ごめんね。すぐ言わなくて」
チュッとジョングクがオデコに口付けしてきた。
「約束だよ」
今週は寝不足な日が多かったのとジョングクに抱きしめられて安心したのとで急に睡魔に襲われそのまま眠りについてしまった。
翌朝目を覚ますとベッドでジョングクに抱きしめられながら横になっていた。
昨日ソファーで寝ちゃったはずなのに運んでくれたんだ。
色んなありがとうの意味を込めてジョングクがしてくれたように私もジョングクのおでこに口付けをした。
それから朝食を作るためにキッチンへ向かった。
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papillon32171(プロフ) - BTS♪さん» コメントありがとうございます!グクかっこいいですよね!そして初めての妄想に選んでもらえて光栄です!これからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります! (2017年4月29日 16時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
BTS♪ - 私もBTS大好きです!特にグクが。妄想系の話初めて読んで、ハマりました! (2017年4月29日 14時) (レス) id: 5637ce32c6 (このIDを非表示/違反報告)
papillon32171(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます!!すごい嬉しいです(^ ^)更新頑張ります! (2017年4月22日 8時) (レス) id: 10a433ae09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - こういうお話めちゃくちゃ好きです!!続きが楽しみです^^更新頑張って下さい!!応援しています(^^) (2017年4月22日 0時) (レス) id: 89a23ba0c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ x他1人 | 作成日時:2017年4月12日 21時