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55.Princess ページ22

「!?」

次に私の頰をかすった銃弾は、後ろから襲ってくる銃弾とぶつかり合い跳ね返された。それを予想していなかったのか、急に現れた男は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべて見せた。

「おい、そんなんじゃあ撃ち放たれる銃弾が可哀想だぞ」

そんなに、ガクガクと震えては狙いも定まらないだろう?そう言ったのは先程血を流した彼の声だった。

「か、から……」

どうしても、名前が呼べなかった。もし間違っていたら?違う人物だったら?そんなことがぐるぐると私の頭を回る。それに、辻褄が合わないからこれが現実なのかもわからないのだ。


「プリンセス、危ないぞ。」


「………!!」

「プリンセス?」

そんな顔をしていたら可愛い顔が台無しだ。なんて、いつものように痛い言葉を並べて見せたのは、


「カラ松さん!!」


カラ松さんそのものだった。胸や肩、腕から血を流していることからおそ松さんに打たれたことは本当なのだと悟る。

「なんで、だってさっき、おそ松さんが!!」

「あんなんで死なないさ、それを分かってあいつは撃ったんだ。」

そうだろう?と、苦笑いをしながらこちらを見るおそ松さんに言った。すると、溜息を吐くおそ松さん。私は何が何だかわからなくて首をかしげることしかできなかった。

「……そうに決まってんだろ、カラ松。お前は仲間だ。」

「けどなぁ、ボスの俺の命令無くボスの首を取って言いなんて教えてないぞ」

それに、Aちゃんが死んでたかもなんだぞ。そう言っておそ松さんは、カラ松さんの額に銃を当てた。

「……。」

「今回は無事だったから良かったけどな?次はないぞ」

「あぁ、分かっているさ」

それよりも、こいつはどうする?と、先程銃を撃った男を指差した。その男は、足は震え基本の構えもなっていないほどだった。それは、怯えているのか狂っているのか……

「お前だな?俺らのボスの首を取ったのは!!!」

「そう怒るんじゃない。それに、仕方がないことだろう?」

殺してやる、殺してやるとぶつぶつと唱える男に、苦笑いをこぼしたカラ松さん。

「何が仕方ないだ!!俺はいつもそうだ、お前らにばかり仕事が回って!!俺は!俺は!!」

どうやら答えは後者らしい。

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青柳(プロフ) - OnePineさん» 嬉しい言葉ありがとうございます、そんなこと言っていただけて本当に嬉しいです。とりあえずこの話を終わらせまして、そこからまた次の話に入るか検討中です。本当にありがとうございます! (2018年5月12日 10時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
OnePine - コメント失礼します!この話をもっともっと読んでいたいです。ゆっくりでもいいので続けて欲しいです!よろしくお願いします。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: cbe4ed7f38 (このIDを非表示/違反報告)
青柳(プロフ) - ミモさん» ゆっくりと更新していきますので気長にお待ちください〜!!ありがとうございます! (2018年1月21日 23時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)
ミモ(プロフ) - ハピエン期待ですっ!更新ファイトです! (2018年1月21日 19時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
青柳(プロフ) - 和奏*(WIIU)さん» ありがとうございます、最新も少しずつですが気長に待っていただけると嬉しいです! (2017年8月24日 11時) (レス) id: e6bd26296f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうひ | 作成日時:2016年12月23日 22時

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